E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(27)

相変わらずうんこ暑い(中島らも調)、いやクソ暑い大阪でブログ書くんは辛いが、やり始めたからには現代史のしまいまで行くど。これはもう意地や。 安藤昌益の説いた農本主義についてさえもその論評を避けとる教科書て何やねん。先史時代であんだけ断定的な…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(26)

昭和後期の高度経済成長時代をホーホーの親父福田赳夫が「昭和元禄」と言うてたらしいが、一部の識者から、「元禄」とちごて「文化・文政」やろうちゅうツッコミが入った。どっちゃも江戸(東京)中心の文化やったし、大衆文化が主役やった点でも共通点があ…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(25)

この連載ももう25回目け。まだ半分も行ってへんちゅうことは、50回超えは覚悟しとかんとあかんか。 天満与力大塩中斎の乱は、彼が幕臣やったことちゅうよりも、彼が有名な陽明学者やったことの方がむしろ影響が大きかったんと違うかなあ?生田万も国学者平田…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(24)

江戸時代は日本史にとって非常に重要な時期であると書いたが、それは農業政策の失敗をはじめとした、失政が繰り返されたちゅう点でもそうである。現代日本の外交・国防もお粗末極まりないが、その源流はどんだけ新しくとも江戸期にまで遡れるやろう。 露使節…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(23)

田沼時代がようやっと終わって、白河楽翁定信の登場である。彼の主導した寛政の改革は時代に逆行したとあるが、それを具体的に書いてやらんと歴史の初学者には理解できまい。中学用の歴史教科書には、高校のそれ以上に紙数を割くぐらいでなかったらあかん。 …

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(22)

この教科書では、武士は「武士道」を以て自らを律しとったなんて書いとるが、少なくとも一部の武士には、武士道の微塵もあらへんかったことが、過去に読んだ「日本の美しい侍」(中山義秀)から窺える。 田沼時代のことやが、江戸城西丸書院番頭(若年寄配下…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(21)

わしは近頃○神も政治も見向きもせんとこの問題教科書にへばりついとるが、そんだけ歴史教育には問題があるちゅうことを改めて実感でける。 果てさて、吉宗公とか鷹山公みたいに、国家の財政を立て直すことが名君の条件みたいな扱いやが、ホンマにそんな単純…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(20)

ここまで書いて来て、数少ない読者の皆さんにも、この教科書の問題は単なる叙述の荒っぽさだけやなしに、中学生に真実を教えんことにあり、その罪深さは十分伝わったやろうと思う。例えそれが目ェ背けたなるえげつない真実であったとしてもそれを受け止めて…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(19)

理想的な教科書とは、教師の質のバラつきの問題を吸収して、誰が教えても教育の結果に大きな差がつかんようにしたモンやないかて思われるんやが、この教科書にもそんな効能は期待でけんようやの。 江戸期は、次代の飛躍のための準備期間としての意義は大いに…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(18)

歴史の教科書批判は慎重にしやんと、わし自身がアホの拡大再生産に荷担してまうことを恐れつつ、18回目の連載記事を書くことにする。 「農業の発達」の項目の新田開発を見てて思い出したんが「堺」である。この教科書にも堺のことがよう出てくるが、わしの狭…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(17)

わしゃいつもアホなことばっか考えてアホなブログ書いとるぐらいやさかい、何時もほぼ例外なしにエタノールミドルドープ状態で書いとんねん。でも、マジなブログ書いとるときにこれでは、教科書の間違いを正すべきが、こっちが間違い書いてまう危険がある。…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(16)

江戸時代は、維新後に一気に近代国家として離陸するのに成功する条件を整えた、日本史上極めて重要な時代やから、それが中学生にちゃんと伝わるような作りを心がけやんといかんのだが、どうもそれがうまいこといってへんみたいやな。 近代産業における生産の…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(15)

15回目でようやっと江戸時代であるが、まだ半分も行ってへん。終わらすまで一体何回書かんとあかんのやろか。 江戸幕府の職制表が分かりにくいのう。こんな書き方では、寺社奉行や京都所司代・大坂城代が将軍直属やちゅうことがはっきりせんし、若年寄配下も…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(14)

この教科書の決定的にあかんとこの一つは、歴史を好きにさそうとする工夫が足らんことである。織田信長の略伝を3・4ページ費やしてでも書くぐらい思い切った構成がなかったら、教科書しか読まん生徒に何も伝わらんど。誰もが日本史の副読本に目ェ通す訳やあ…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(13)

このシリーズも既に13回目を数える。一体どんだけ素人にツッコまれる教科書やねんこれは。 「宣教師の見た日本」なるコラムを、「布教の成功を予感したのではないか」と締めくくっとるのはどないかて思うで。日本は世界を代表するキリスト教布教失敗地域やち…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(12)

この「新しい日本の歴史」以外の中学歴史教科書の殆どは、この教科書よりも遥かに不出来である可能性もあらへんことはナイやろう。せやけど、教科書は完璧でなかったらあかんさかい、相対評価の対象にはならん。やから、あかんとこがあったらそれを指摘する…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(11)

このシリーズはもちろん「新しい日本の歴史」なる不当に高い評価を得とる中学歴史教科書を貶めることを目的としてぶっ書いとるんやが、評価すべきとこは評価せんと不公平や。戦国大名が分国法を定めたことによって、産業の基盤を整備するための治山・治水に…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(10)

戦史は歴史の重要なファクターや。それは、日本が戦争しやんとあかんようなった場合、どないして勝つかのヒントがそこにあるからやがな。せやさかい、戦史をちゃんと教えとかんと、国は滅ぶ。戦はなるべくしたないが、平和主義ちゅうか厭戦主義に陥った国も…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(9)

ともかくこの教科書には、しょうもないコラムが多過ぎていかん。全部がそうとは言わんが、相変わらず歴史を観念的にしか見せたないかのような平板な文章でしかないんである。もっと歴史のダイナミズムを感じさせるコラム書けよ。 相変わらずこの教科書の叙述…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(8)

わしらが小中高生やった頃の歴史教科書は、唯物史観に基づいた作りになっとって、教科書を読んでも砂を噛むかのような味気なさしかあらへんかった。かっちゅうて、司馬遷の「史記」みたいに歴史は全て人物の営為によるモンやちゅう訳でもないやろし、理想的…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(7)

まだこの「教科書もどき」は古代史も終わってへんのにまだ7回目である。ブログネタになるやろと思て買うたんは見事に当たったが、こんなんでは全部けなし尽くすんにどんだけ時間かかるやら。 「歴史の名場面」という読み物で「大仏開眼供養」を盛大に行った…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(6)

電気屋のくせに日本史の教科書にツッコミ入れてるわしも大概やとは思うが、たかが一市井の電気屋なんぞにツッコミ入れられる教科書作っとる連中の方が問題は深刻やろう。 和歌がわが国の主要な文化であることを認めるのに吝かではないが、漢詩に比べたらその…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(5)

歴史のシロートであるわしなんぞにこんだけツッコまれるお粗末な教科書に平気で賛辞を重ねる連中が多いことには呆れる。この連載は暫く終われそうにあらへん。 読み物コラムの「日本人の宗教観」で、年末年始にクリスマス・寺院の除夜の鐘・神社への初詣やけ…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(4)

連載開始からもう4回目やのに、まだ古代から離れられん。それぐらい、この教科書はわしばかりでなく、意欲的に学びたい中学生の意に満たない不出来な教科書やちゅうことや。 日本史において、日本(倭)が中国の史書に現れることは大変に重要な事項であり、…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(3)

前回はこの教科書の一監修者の批判に終始してしもたが、今回は本文の批判をさしてもらおう。何が「こんな教科書で学びたい」じゃアホンダラアホ。わしの子供がこないな欠陥教科書で学んどったら、校閲と添削で真っ赤っかにしたるわいアホ。 今回わしは嘉○達…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(2)

わしも、「新しい歴史教科書をつくる会」の標榜する自虐史観からの脱却のスローガンを殊更否定するつもりは毛頭ない。何せ、昔の社会科の教科書は、日本国の粗探しに終始し、革命を起こす以外にこの国を正す方法はナイとでも言いたげな作りやったからな。わ…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(1)

わしは以前、 「や○きの委員会」に西尾幹二・電通大名誉教授が出てきたときの彼の歴史学者にあるまじき発言(後に彼は独文学が専門と分かる。まあそれでもお粗末やが)を聞くにつけ、「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書なんぞどうせ読むに値せん代…

わしは単純な○神ファン(199)

マートンは能見君だけやなしに岩田君も嫌いらしい。

全国高等学校野球選手権大会が気になる(7)

6日目第2試合は、済々黌高校が3-1で鳴門高校を下したが、済々黌の3点目が極めて頭脳的な得点やったことは記憶に留める必要がありそうや。わしもアホやさかいしらんかった。 7回裏済々黌1死1.3塁で、打者が打って遊直で打者アウト。その後、飛び出…

平和主義者は仙台育英行ってこいや

今日(13日)の「たけしのTVタックル」で室井佑月とかいう作家が、「軍備拡張とかするよりも、外国から尊敬される国を目指したほうがいいんじゃないか」ちゅう趣旨の発言してたが、このような発言は、侵略者が侵略を受けた民に対してどんなことするかを全…