E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(239)

 企業の海外進出に当たってはカントリーリスクを考慮する必要があることは当然やけども、それを政治的モンだけやと考えるんは認識不足が過ぎるでよ。それは決壊しそうでしなさそうでうっふんな三峡ダム見てるだけで十分理解でけよう。

 

 2020年、2021年と立て続けに大水害に見舞われたキンピラ国やったが、昨年(2022年)は打って変わって少雨になり、例年今頃の水位が170m(標高基準)を超えてる三峡ダムの水位は158m近辺で半ばサチってるような状態や。三峡の上流にある4連カスケード(縦続)接続のダム群にしても水位がなかなか上がらんし、しかも水資源の地域独占のためにか放流量を絞ってるようなことしとる。こんなことしとるさかい水や電力の一大消費地武漢・長沙・上海など)が干上がってしもて、トヨタやホンダなどの在キンピラ国工場が操業停止するなどの影響が出たある。せやさかい、自然地理的要因もまたカントリーリスクの一種やねんやんけ。勿論、それらには人文地理学的な要因も考えれるが、そこまで来るとわしの理解を超えてまうんで、とりあえずは自然地理のみからの考察を試みたい思う。

 

 日本や英国のような海洋国家は水の比熱が極めて高いことから気温の変動が起こりにくい。それは、中高緯度地帯で海水温が一番高いんが10月で、一番低いんが4月頃であることからも分かるやろう。それぐらい、大気と海洋の間の熱インピーダンスのマッチングがズレたあって、熱の授受が円滑に行われん訳やな。一方でキンピラ国のような大陸国家は気温の上昇・下降の変動が起こりやすい。これは、陸地は比熱が低い割に熱容量が箆棒にでかいことと関連しとって、それが昼夜の気温差の激しさなどとなって現れるんやな。

 

 気温の日較差が大きいちゅうことは、そんだけ外部からの変化の影響を受けやすいちゅうことでもある。せやから、エルニーニョ現象やその逆のラニーニャ現象による地域的海水温の異常変化や、それに伴って起こる気流の変化の影響を海洋国以上に受けることなるねんな。んな訳で、去年みたいな旱魃の年もあれば一昨年・三年前のような大洪水の年もあるねんやな。三峡ダムの水位変動はこないしたキンピラ国の気候の苛烈さを表す指標でもあるんやんけ。

 

 概してこないに降水量の年較差が大きい地域では、突然の豪雨に見舞われるリスクがそうでない地域に比べて高なる傾向があるが、それは上述のように、大陸の内陸部の気候は外因的な影響が大きなりやすいからや。大雨は集中豪雨の形を取ることもあれば霖雨(長雨)になることもある。少雨地域は山林の発達がしにくいさかい山に木ィの根ェが深く張らんし、乾燥した大気は山火事を呼びやすい。こんなとこにいきなり大雨降られたら土砂崩れかて起こりやすいわいな。こないして豪雨は河川の流れに大変化を齎し、その結果として農地や居住地がワヤクチャなってまうんやな。キンピラ国で歴史的に穀倉地帯が江浙(江蘇・浙江)から湖広(湖北・湖南)へ移動した理由は、王朝交代の他にもこないしたことがあるんやなかろうか?「水滸伝」で有名な黄河流域の一大湖沼やった梁山泊山東省)も今はあらへんしの。

 

 昔から「木々は雨を呼ぶ」言われるが、それは多分に葉っぱからの水蒸気の蒸散が雨雲の発達を促すからやそうや。せやさかい、封建時代に山の木ィを大事にしてた日本は「旱魃に不作なし」て言われるような国土を築くことがでけたんや。しかも海洋性気候に恵まれて穏やかであったからこそ、日本は国家百年の計でもある治山・治水を二千年の長きに亘り続けれたとも言えよう。対して、苛烈な気候に翻弄され、それがために易姓革命が何百年周期で起こったキンピラ国ではそないな思考が起こりにくかったんと違うか?彼の国では今でも樹木の盗伐が後を絶たん言われるし、こないした目先のことしか考えれんキンピラ人には日本人のような千年王国を築く力はナイ。

 

 詰まる所、キンピラ国には水不足に加え、洪水と旱魃による電力不足ちゅうカントリーリスクが避けがたく存在すんので、進出するにはそれなりの覚悟を以てかかれちゅうこっちゃ。その洪水にせよ旱魃にせよ日本のそれを基準に考えたら大間違いやぞ。それはキンピラ国歴代王朝を倒す勢いのある代物やど。洪水の場合それは蝗害を伴うことが屡々あるんでますます始末が悪い。長江の大水害なんか想像するだに恐ろしい。現在ではそれは三峡の決壊によって起こるて考えれるが、その影響は中共4大都市に戦略核を使用する以上のダメージを与えるやろう。そないなったらキンピラ国は半永久的に経済大国に返り咲くことは不可能やろな。

 

 定期的に三峡ダムの水位を報じているようつべの某動画サイトは、2-3年前の洪水年にチャンネル登録者数を伸ばしとったが、渇水年の昨年は登録者数が頭打ちになったみたいや。せやけど、わしに言わしたらそれは正しい三峡ダムの楽しみ方(←何やその楽しみ方てw)とは違うんである。(つづく)