E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

陰謀論のすすめ

 わしも含めて、世の人は陰謀論が大好きである。でなかったら東映柳生一族の陰謀」が大ヒットする訳がナイ。よろ錦の「わしに付くも敵に回るも心して決めい」のCM用名セリフは今でも忘れん。

 ところがや、プロの評論家のお歴々にはどうもこの陰謀論ちゅうのんがお気に召さんようでの。ほらまあ、陰謀ちゅうと良識ある日本人からしたらおもっくそイメージ悪い。近現代日本の最悪の陰謀「満州某重大事件」では田中オラガビール内閣が吹っ飛んでんからの。せやけど、世界の歴史をちょろっと見ただけでも陰謀だらけやねんさかい、陰謀論を毛嫌いすんのは問題あるやろう。

 日本社会は信頼の社会である。すなわち、それは人々の誠実さによって支えられたある社会であって、これこそが日本の経済的に発展した最大要因と思われるんやな。せやさかい、高度な倫理性を求められる評論家が陰謀論を嫌うんは至極当然のことなんで、それをとやかく言うんはわしの本意とは違う。産業スパイやらパクりやらの不法行為はいずれ露顕して、真っ当なビジネスするよりも大損こく確率が高いんが世間の常識やろからの。

 せやけども、政治や戦争の世界ではそないなきれいごとは通用せん。孫武が「兵とは詭道なり」て言うように、作戦を立て籌策を廻らさんと勝てる戦争も勝てん。それはウクライナ侵略に大失敗したプーチンさん見たら分かるやろう。政治はどんだけ優れた政策を立案したかて民の同意をとりつけれんかったらあかんし、外交は利害のぶつかり合う他国とどないして折り合いをつけもって自国の利益を最大化するかの鬩ぎ合いなんやからの。

 ちゅう訳で、わしはこの陰謀論の修得を声を大にしてお薦めしたい。大学の一般教養科目に「陰謀論(4単位)」ちゅうのがあってもエエ思う。ただ、実際の陰謀論は学校なんかで教えるような代物とは違うかもしれんし、第一教えれる人間がそうはおらん。強いて挙げれば歴史の専門家とかやったら多少は教えれるかもしれんが、やっぱしそれでも限界があるやろう。戦史研究家の児島襄は陸軍中野学校をそう言う意味で批判的に見ておって、このテの人材は軍で育成すんのとちごて政府が民間から公募した方がエエやろうて主張しておられたな。その考えに沿えば、それがたとえ自衛隊防衛大学校統合幕僚監部であっても、満足に陰謀論のプロを育成でけるとはわしには思えんのである。実際に陰謀渦巻くのんは政界・財界・漫才界を含めた芸能界で、平和憲法に庇護されてある意味ぬくぬくと育成された自衛官にドロドロした世界は無縁なんやで。かかる陰謀論に通じておらん参謀や特務機関員が頼りになる訳あらへんし、これもまた日本が先の大戦で敗れた原因の一つに数えれるんちゃうかな。自衛隊の幕僚は民間の陰謀論に理解のある評論家と頻繁に意見交換をするなどして、陰謀論への造詣を深める必要があるやろう。いっそのこと民間人を統幕・陸海空幕に入れるぐらいのことせなあかんとすら思てまうで。世襲の多い外務官僚にも権謀術策を逞しゅうにでけるとは到底思えん。外務省は課長級以上総入れ替えじゃ。

 さても、こないして集めた人材を有効活用でけんようでは、未だに外交の場に孫子の兵法を導入し、「騙される方が悪いんじゃアホ」たら吐かして居直る中共やどこぞの国(大〇民国)みたいな時代錯誤的DQ●国家を相手に外交もでけん。わしは何も中国や〇国に対していわゆるDQ●返しをせえと言うつもりはナイけども、つまりはこの陰謀論の専門家に外交を監査さして、中国のように愚かにも陰謀を企てて外国を欺く連中の悪事を未然に防がすねんやんけ。ビジネスの世界でも、産業スパイを防いだりすんのに有効かもしれんが、んな場合は彼らに最低でも情報セキュリティの知識を授ける必要があるやろし、でけたらホワイトハッカーになって欲しいの。ほしたら今や戦場の一つに数えられるサイバー空間の主戦力にかてなるやろし、eスポーツ選手上がりの無人軍用機をリモートで操るパイロットらと共に、日本の国防の最前線に立つ真の秘密戦士として世にその名を成さしめることかてでけるやろう。

 日本はたまさか豊かな国土条件に恵まれて、国民をしてウソをつかん誠実な民たらしむることで国の利益を最大化することに成功した世界でも稀有な国家であるが、こないな成功モデルは遺憾ながら気候が苛烈で作物が育たん他地域では成り立たん。ウクライナのように肥沃な穀倉地帯でも隣国にロズアみたいな特亜三国家に負けず劣らず未開なDQ●国家があってはこれまたムリがある。いやいや、現代日本かて中長距離弾道ミサイルが飛び交う時世に在って、昔の地政学が今では通用せえへんようなったある。せやのうても、東京は世界のスパイ天国や言われたあるねんからなおさらやで。となったらこれはもう、国民的にも陰謀論への理解を深めて国を守らんとあかんようなってしもたと解釈せざるを得ん。陰謀が蔓延ることは国論が分裂する危険があることには留意せんとあかんが、それと同時に敵の謀を暴く力がなかっては敵の謀を防ぐこともでけん。陰謀論は決して敵を陥穽に嵌めることが目的なんとちごて、敵から陥穽を弄せられんようにするためのファイヤウォールなんである。

 とは言うたものの、いざ敵に戦を宣せられたはそないな建前論は通用せえへん。わしは「速報・中共崩壊への道」の連載で繰り返し言うてるように、中共は単にその軍事力を抑え込むだけでは不十分で、彼の国はロシア連邦同様に解体されんとあかん。ソ連邦が解体されてもロシア・ソビエト連邦社会主義共和国はそのまま温存され、その後継国家ロズア連邦共和国ウクライナに侵攻しよった。第一次大戦後に民族自決が叫ばれてから早1世紀、中露両国内にはまだまだ北京・モスクワ政府に抑圧されたままの民族がようさんおる。国連に紛争解決能力があらへんことが白日下に曝された今となっては、かかる膨張主義的国家は軍事力ないしは謀略を以てしてでも禦がんとあかん。日露開戦時に露駐在武官の任にあった明石元二郎大佐みたいに、中露両国内の独立運動家を煽動し、これらの国家を四分五裂ささんことには日本の将来が危ういかもしれんの。

 ただ、国家分裂に際してはまず間違いなしにえげつない流血沙汰になってまう。それを避けたいんやったら、これはもう国連解体・再構築をやるしかあれへんやろう。ウクライナ問題が片づいてプーチンさんをしばきあげ、国連と安保理からロズアを追放したったら、後に残る世界のヤクザ国家はキンピラ・シュー率いる中共だけや。今後もキンピラ国が拒否権発動してゴネ倒しよるようやったら、日米欧挙って国連を脱退し、G7プラス印伯を安保理常任理事国とする新連合国を結成して対中包囲網を強化するぐらいの一大陰謀を考えやんとあかん。時恰も広島G7の真っただ中や。首脳の一人からでもボソッとこういうこと言うてくれんかのう。

速報・中共崩壊への道(239)

 企業の海外進出に当たってはカントリーリスクを考慮する必要があることは当然やけども、それを政治的モンだけやと考えるんは認識不足が過ぎるでよ。それは決壊しそうでしなさそうでうっふんな三峡ダム見てるだけで十分理解でけよう。

 

 2020年、2021年と立て続けに大水害に見舞われたキンピラ国やったが、昨年(2022年)は打って変わって少雨になり、例年今頃の水位が170m(標高基準)を超えてる三峡ダムの水位は158m近辺で半ばサチってるような状態や。三峡の上流にある4連カスケード(縦続)接続のダム群にしても水位がなかなか上がらんし、しかも水資源の地域独占のためにか放流量を絞ってるようなことしとる。こんなことしとるさかい水や電力の一大消費地武漢・長沙・上海など)が干上がってしもて、トヨタやホンダなどの在キンピラ国工場が操業停止するなどの影響が出たある。せやさかい、自然地理的要因もまたカントリーリスクの一種やねんやんけ。勿論、それらには人文地理学的な要因も考えれるが、そこまで来るとわしの理解を超えてまうんで、とりあえずは自然地理のみからの考察を試みたい思う。

 

 日本や英国のような海洋国家は水の比熱が極めて高いことから気温の変動が起こりにくい。それは、中高緯度地帯で海水温が一番高いんが10月で、一番低いんが4月頃であることからも分かるやろう。それぐらい、大気と海洋の間の熱インピーダンスのマッチングがズレたあって、熱の授受が円滑に行われん訳やな。一方でキンピラ国のような大陸国家は気温の上昇・下降の変動が起こりやすい。これは、陸地は比熱が低い割に熱容量が箆棒にでかいことと関連しとって、それが昼夜の気温差の激しさなどとなって現れるんやな。

 

 気温の日較差が大きいちゅうことは、そんだけ外部からの変化の影響を受けやすいちゅうことでもある。せやから、エルニーニョ現象やその逆のラニーニャ現象による地域的海水温の異常変化や、それに伴って起こる気流の変化の影響を海洋国以上に受けることなるねんな。んな訳で、去年みたいな旱魃の年もあれば一昨年・三年前のような大洪水の年もあるねんやな。三峡ダムの水位変動はこないしたキンピラ国の気候の苛烈さを表す指標でもあるんやんけ。

 

 概してこないに降水量の年較差が大きい地域では、突然の豪雨に見舞われるリスクがそうでない地域に比べて高なる傾向があるが、それは上述のように、大陸の内陸部の気候は外因的な影響が大きなりやすいからや。大雨は集中豪雨の形を取ることもあれば霖雨(長雨)になることもある。少雨地域は山林の発達がしにくいさかい山に木ィの根ェが深く張らんし、乾燥した大気は山火事を呼びやすい。こんなとこにいきなり大雨降られたら土砂崩れかて起こりやすいわいな。こないして豪雨は河川の流れに大変化を齎し、その結果として農地や居住地がワヤクチャなってまうんやな。キンピラ国で歴史的に穀倉地帯が江浙(江蘇・浙江)から湖広(湖北・湖南)へ移動した理由は、王朝交代の他にもこないしたことがあるんやなかろうか?「水滸伝」で有名な黄河流域の一大湖沼やった梁山泊山東省)も今はあらへんしの。

 

 昔から「木々は雨を呼ぶ」言われるが、それは多分に葉っぱからの水蒸気の蒸散が雨雲の発達を促すからやそうや。せやさかい、封建時代に山の木ィを大事にしてた日本は「旱魃に不作なし」て言われるような国土を築くことがでけたんや。しかも海洋性気候に恵まれて穏やかであったからこそ、日本は国家百年の計でもある治山・治水を二千年の長きに亘り続けれたとも言えよう。対して、苛烈な気候に翻弄され、それがために易姓革命が何百年周期で起こったキンピラ国ではそないな思考が起こりにくかったんと違うか?彼の国では今でも樹木の盗伐が後を絶たん言われるし、こないした目先のことしか考えれんキンピラ人には日本人のような千年王国を築く力はナイ。

 

 詰まる所、キンピラ国には水不足に加え、洪水と旱魃による電力不足ちゅうカントリーリスクが避けがたく存在すんので、進出するにはそれなりの覚悟を以てかかれちゅうこっちゃ。その洪水にせよ旱魃にせよ日本のそれを基準に考えたら大間違いやぞ。それはキンピラ国歴代王朝を倒す勢いのある代物やど。洪水の場合それは蝗害を伴うことが屡々あるんでますます始末が悪い。長江の大水害なんか想像するだに恐ろしい。現在ではそれは三峡の決壊によって起こるて考えれるが、その影響は中共4大都市に戦略核を使用する以上のダメージを与えるやろう。そないなったらキンピラ国は半永久的に経済大国に返り咲くことは不可能やろな。

 

 定期的に三峡ダムの水位を報じているようつべの某動画サイトは、2-3年前の洪水年にチャンネル登録者数を伸ばしとったが、渇水年の昨年は登録者数が頭打ちになったみたいや。せやけど、わしに言わしたらそれは正しい三峡ダムの楽しみ方(←何やその楽しみ方てw)とは違うんである。(つづく)

速報・中共崩壊への道(238)

 中共崩壊の始まりはわしの予想では〇鮮半島からやと思とったが、その口火を切ったんはロシアのプーチンさんとは意外やったな。林克明氏の言う通り、プーチンさんは良い人やった。この人がウクライナ侵攻ちゅうアホをやらかしたおかげで、ウクライナの無辜の民が多数犠牲になってまう一方で、世界が変わり始めるからや。

 

 ただ、プーチンさんがウクライナに対して戦端を開いたんは当然とも言える。なんせロシア人言うたらこれがまた中共のキンピラ国民同様に未だに中世的な考えに囚われとって、ピョートル大帝を以て理想の君主や思とる始末やからな。ピョートル1世は周知の通り欧露西方のフィンランドを侵略してザンクトペテルブルグを建設した典型的な帝国主義的君主やさかいの。いやいや、露国人の基本的な気質はそれこそイワン雷帝時代に形成され始めてから1ナノも進んでへんのと違うかとすら思えるねんけどの。

 

 せやさかい、プーチンさんはこの旧態依然としたまま腐敗したロシアの土壌にひょっこり生えたキノコなんやから、ひとりプーチンさんの首を刎ねたとこで、第二第三のプーチンさんが登場するだけのことで、その侵略志向が改まるとは全然思えん。アフガニスタン侵攻したブレ公時代のソ連邦と現在のロシア連邦との本質的な違いはほぼあらへんのだ。露人が統治する以上、露は露のまんま言うても過言ではナイ。

 

 宇国侵略の失敗が決定的なプーチンさんと露国の国際的影響力がダダ下がりになるんは最早不可避で、早くも旧ソ連構成国同士の紛争がアルメニアアゼルバイジャン間やキルギス・タジク間などで勃発した。露国にそれらの紛争解決能力などあるはずもなく、これからは燎原の火の如くこれら国家群の混乱が広がることが予想でける。無論それはロシア領内にようさんある自治共和国においても例外とは違うやろう。これまでモスクワからの圧力によって逼塞を余儀なくされとったトルコ・タタール系諸民族は、戦争や経済制裁で思っくそ弱体化したプーチン政権に対して叛旗を翻すかもしれんから、上手いこと行けばロシア連邦解体まで実現するで。

 

 現在、沿海州(日本の俗称で露国の正式な州とは違うが)や北方領土を含む千島列島で構成されるサハリン州はロシアの直轄地であって、これに隣接するサハ共和国(旧ヤクート自治共和国)のような自治領とは違う。しかも沿海州には不凍港浦塩があるんで、仮に今回の戦争で大惨敗したかて、それこそ東プロイセンカリーニングラード(旧ケーニヒスベルク)みたいな飛び地になったとて、露国はここを手放そうとはせんやろう。それは、旧ソ連を解体さしたゴル公が今でもロシア人の間では怨嗟の対象になったあることから間違いあらへん。ただ、現在も欧露から浦塩まで延々とシベリア鉄道でもって欧露方面へ貨物輸送するんやが、その経由地にはウラン・ウデブリヤート共和国国都)みたいなロシア直轄領とは違うとこもある。せやから、今後の戦争の進展の仕方によっては、ロシア連邦からこれら自治共和国が独立して、シベリア鉄道がロシアの思うような運用がでけんようなる可能性もゼロとは言えんやろう。

 

 しかもや、露軍が宇領内(ドンバスやクリミア半島も含む)から完全に駆逐されても露側が停戦に合意せん場合を考えたらその時はどないなるかよ。プーチンさんはアホやけどプライドだけは人一倍高い男なんで、絶対にその敗北を受け入れんやろう。そんでも、戦争の現況を見るに宇軍がクリミアを奪還すんのは時間の問題で、それだけでもプーチンさんの面目は丸潰れやね。そんな死に体の奴を大統領にしとくほどロシア国民は甘いことナイから、プーチンさんは亡命するやろな。その後釜に誰が大統領なろうとも、宇侵攻以前のプーチンさんみたいな外交力を発揮することは不可能やろから、その時ロシア連邦は解体に向かって動き始める思う。

 

 ほいでからの、高橋洋一・嘉悦大教授の動画によると、日本は経済崩壊したロシアを相手にした北方領土交渉はやりやすなるちゅう話やで。それこそ札束でほべたを引っ叩くような感じで4島返還に持っていけるようなこっちゃが、シベリアの油田・天然ガス田の開発に日本の技術が不可欠なんやから、それもエサに4島を釣ることも不可能とは違うやろうな。ルーブル暴落で外貨が欲しいて堪らんやろから、かからんとは思えんのよな。

https://www.youtube.com/watch?v=_8tZ2HYOB0c

 

 4島返還が実現したら、極東における露国のプレゼンス後退は明らかになり、この地域の軍事バランスに不均衡が生じてまうことは避けられそうにはあらへん。それはつまり戦争を呼ぶことにはなろうが、プーチンさんに負けず劣らずアホな習近平(シー・チンピン、キンピラ・シュー)のロックダウン失敗に続く急激な規制解除による中コロ(武漢肺炎)の大流行で、キンピラ国中共の経済もグチャグチャなったあって、迚も戦争おっ始めるどころとは違うやろう。開戦したかて、日米台による半導体生産協業体制構築で、どこぞの国(大〇民国)に続いてキンピラ国までも半導体生産がでけんようなるさかい、いずれは露国同様にミサイル打ち尽くすことなるやろうの。その、キンピラの一番の頼りとする数少ない同盟国ロズアは宇侵攻で自滅への道を直走ったあるし、梅田(ばいでん)米大統領かて人権問題には容赦せえへんし、いずれにしても中共は仕舞屋国家になることが決定したあるねんやんけ。(つづく)

速報・中共崩壊への道 (236)

日本学術会議梶田隆章会長)なるしょうもない国の機関がネットで大人気を集めてるらしいが、わしとしてはこれはオモロイことになって来たのっちゅうのが素直な感想やな。この国にはいらん組織はようさんあるが、それらの多くが槍玉に挙げられるチャンスが到来したからや。

 

これまでわしがこの学術会議についてブログにせえへんかったんは、正会員に過去に謦咳に接したことのある教官がいてるし、連携会員にも知り合い(もう四半世紀近くもご無沙汰やけど)がいてるんで、礼に悖る虞があったからや。せやけども、過去に「(軍事研究禁止)東大はアホか」ちゅうブログを書いてしもたあるし、維新以外の野党連中は相変わらずこの問題でもトンチンカンなことばっか吐かしてケツかるし、それにこの問題を放置したら日本が色んな意味であかんようなってまう可能性があるんで、筆鋒を緩めることなしにこの機関をしばき上げることにする。

 

まずこの「軍事研究禁止」ちゅうのが全然あかん。軍事研究やんぴにしたら平和になるて思てるとしたら、こいつらは思考停止したただのパーの集団やで。否むしろ、軍事研究禁止なんかしたらそれこそ日本が戦争に巻き込まれてまう危険が増大してまうからや。詳細は既に「東大はアホか」に書いたある通りやけども、「軍事研究禁止が何で戦争につながるのか」が分かりにくい思うんで簡単に繰り返す。

 

軍事研究禁止ちゅうのは、日本やったら防衛省だけがその研究に携われることを意味するが、それは防衛省だけが軍事知識を独占してまうことになるさかい、現在みたいな準戦時体制や戦時体制になったとき、軍事をしらん政治家ばっかになってしもて、結局は軍人を政治家として招聘してまうことなって、軍人が戦時政治を壟断してまうことにつながり兼ねんからや。短期的には軍人宰相は有効やけれども、先の世界大戦の敗因の一つはこれやと断言でける。軍人を総理にすんのは文民統制に反する行為ではあるけども、国家存亡の危殆に瀕したとき、果たしてんな悠長なこと言うてられるんやろかちゅう不安はある。

 

軍事が学問として一般化すると、国民が軍部の立案・執行する作戦について事後的に議論し、その結果をフィードバックすることも可能となるんで、大本営を筆頭に連隊参謀に至るまでヘタな作戦立案がしにくなるちゅう利点も考えれる。ただ、それは言論の自由のある社会やから可能なことであって、大東亜戦争時代の日本ではムリやけども、現代日本やったら可能やろう。少なくともインパール作戦みたいに「無茶苦茶(竹田宮恒徳王・大本営参謀)」な策を弄することへの一定の歯止めにはなる。

 

無論、北大の船舶の航行抵抗を減少させる民生用としても有用な研究を「軍事研究」と決めつけて圧力をかけ、防衛省との共同研究を断念さすなど言語道断で、これは学問の自由を脅かすえげつないこっちゃな。てめえが学問の自由を否定しといて学問の自由を守れと吐きやがるとは、国民をバカにするんもエエ加減にせえよドアホ。もう一つ、学術会議会員にファーウェイ(華威集団)顧問が紛れ込んでおることも、国防機密保全上問題になるやろう。ましてや、中国の組織なんぞと協力の覚書を取り交わすとは無防備に過ぎるで。彼の国のありとあらゆる組織には中共が入り込んだあるねんさかい、思わぬ所から技術情報とかがダダ漏れなるて思った方が間違いは少なかろう。さらに、こいつらは「政府への政策提言がナイんは政府が諮問しないから」やとほざいておるが、つまりこれ、諮問を求める価値があらへんからやろう。左巻きの浮世離れした連中の戯言に耳貸すほど政府はヒマちゃうねん。

 

大体、学術会議ごときが「学者の国会」などとは思い上がりも甚だしい。わしゃ梶田隆章・東大特別栄誉教授(ニュートリノ物理学)のご芳名など問題なる前からは存じ上げんかったし、それに選挙で投票した覚えもあれへんわい。しかも連中の総理批判の言は、「俺たちが選んだ候補者に総理は盲判を捺せ」としか聞こえんのである。それにこいつらは国家公務員特別職なんやさかい、その任免権は国民にある。せやから国民の代表である内閣総理大臣が研究者なんかプロ市民なんか分からん候補者を「こいつはあかん」言うて選ばんことのどこに問題あるちゅうのか。一般の社員にしても公務員にしても、人事権のある上司や先任官僚に「この人事は承服し難い、詳細を示せ」言うたらどないなる?悪くすればクビチョンパやぞ。どこぞのアホ会員が会員選定を「内閣総理大臣が国会の指名を元に天皇が任じるようなもの」とワケワカメなこと吐かしよったそうやが、政治的権能のない天皇と国民から選ばれた行政府の長たる総理とを混同するとは、この学術会議会員には小学校レベルの公民知識もナイらしい。ましてや学術会議会員は選良などではナイし、最終的な人事権は総理にあると日本学術会議法からは読み取れる。

 

仮に菅義偉氏の人事に問題があったにしても、それは交通違反に例えれば10キロ以下のオーバー程度で、罰金どころか説諭する程のものでもあれへん。一方の学術会議側の問題は50キロ超オーバーの一発免取・危険運転罪やで。吉田茂南原繁・東大総長を「曲学阿世の徒」と評したが、さしづめ日本学術会議は「曲学売国の徒」て言うべきか。かような組織は即刻粉砕し、会員がより民主的な手続きで選ばれる組織に生まれ変わらす必要がある。河野太郎行革担当相にはただの看板の架け替えにだけは終わらさんように願いたい。

 

速報・中共崩壊への道 (235)

前回も書いた通り、中国問題をソフトランディング的に解決すんのはムリや。ソフトランディングちゅうのは文明人による社会があってこそでけるんであって、未だ中世的社会が蔓延ったあって、それに立脚したある中共体制にそない上等な策を遂行する能力があるとは到底思えんのやな。

 

せやさかいに、中国問題がハードランディングによって解決した後の最も理想に近い決着は、中国における帝政の再開やないかてわしゃ思う。鄧小平氏の復活によって改革開放政策が推し進められ、それは一定の成果を生んだことは間違いあれへんのだが、元々のモラル意識の低い中国人民による社会主義資本主義経済の運営が欧米社会のそれと軋轢を起こすんは理の当然やった。せやさかい日本をはじめ西欧諸国の資本がシナ大陸から一斉に逃げ出したあるんやんけ。やっぱし彼らに近現代的な産業資本主義体制の構築ちゅうのんは荷が勝ちすぎとった、て断じざるを得んのや。

 

それにや、彼らには健全な近代自由主義・民主主義を説ける人材が育ってへん。そらそうやろ。学問の自由があれへんのに、そない反共的なこと学べる環境にあれへんのやし、そんなん研究しようとしただけで「反革命分子」と目されて収容所かどっかにブチ込まれてまうんがオチやからの。せやからまずは皇帝を戴く国家体制からやり直しや言うねんやんけ。ほんで、欧州各国がそういう歴史を辿ったように、絶対王政・啓蒙擅制君主制を経てから議会制度を始めるこっちゃで。教育制度は一応整備されてはおるが、教える内容がおもっくそ偏ったあるようではマトモな議会運営なんぞでけんど。それは「親日賞賛禁止法」みたいな狂気の法案を通そうとしたある大◯民国国会の惨状を見たら分かるやろう。

 

安倍政権の政策の継承を宣言して発足した菅義偉政権には、前政権以上に大陸と距離を置いた政策遂行を期待したいけども、それを妨害すんのが2Fと公明党経団連の鼠輩や。このうち、2Fについては米国から媚中派のレッテルを貼られ、自民党内部からも批判の声が上がるようなったし、しかも「チホー家の人々」の仲間入りの兆候も観られるようなったあるんで、党最高顧問とかに追っ払えるようなる日ィも近いんやないかて思われる。

 

経団連の連中は、選挙が近いトランプ氏が対中制裁の手ェを緩めへん間は様子見を決め込んで、思惑通りバイデン氏(この人にも「チホー家」疑惑アリ)の政権が誕生するやここぞとばかりに目先のゼニ儲けに走るんやないかて考えれるんで、こいつらの動向には注視した方がエエやろう。中国が日本にとって色んな意味で与しやすい王制国家に生まれ変わった方が経済活動も円滑に進むんやから、「お前らもっと中長期的な視点を持ってくれ」て言いたいのう。

 

公明党については、学会票の大半を喪失すんのを覚悟して、閣外協力に追っ払うぐらいのことをせんといかんやろう。マジで憲法9条改正を考えるんやったら、議席数よりも平和主義の排除こそが重要なんやが、票古事記の多い自民党に果たしてそんだけの覚悟持って議会と政権の運営でけんのやろか、甚だ心許ナイねんな。維新との連立の方がエエのやろうが、維新設立の経緯から自民党大阪府連が頑強に反発するやろし、維新も維新で都構想現実化のためには公明党の協力が不可欠なんで、自公連立に楔を打ち込むようなことはようせんやろう。

 

ことほど斯様に内憂外患を抱える日本政府やけれども、内憂外患の程度は中共体制の方が余程深刻やで。まだ三峡ダムは決潰しとらんのに、中国は北は遼寧(遼)、南は広西(桂)に至るまで水害に見舞われ、農業だけでなしに鉱工業にまで悪影響が出たある。しかも今年は雨季がやたら長かったんで、9月下旬にもなったあるのにまだ水が引いてへんとこが多い。それどころか厦門(福建南部)などのように新たに洪水被害が報告されたあるとこもある。いんや、前にも書いたとおり、水害の深刻さは水が引いた後に始まるねんやんけ。雨季が終わって乾季になると、川の泥水を被ったとこから粉塵が舞い上がって、それがコロリ(虎烈痢・コレラ)やペストを蔓延さしてまう。中国歴代王朝を滅亡に追いやったんがこれで、食糧や食肉の価格騰貴からカニバリズム(食人肉)の横行など、凄惨な状況を経て王朝滅亡に至るねんな。この辺は「三国志」で後漢末期に劉備が人肉を以て供された場面があるし、徽宗治下の北宋末が舞台の「水滸伝」に至っては酒店に人の枝肉がぶら下げられたあるシーンが出て来んねんさかい、これはもう日本人の日常から隔絶した世界やな。詳しいことは中国人間で頗る評判の悪い桑原先生の「支那人間に於ける食人肉の風習」の論文に詳しいんで、近々ここで改めて採り上げることにしたい。

 

できうるならば上記のような殺伐としたことを書きたナイんだが、冒頭で言うたたように、中国のソフトランディングはまず不可能で、ハードランディング不可避と覚悟しといた方が間違いは少なそうや。武漢肺炎(中コロ)と中コロリのダブルパンチぐらいはまだ序の口で、武装難民が大挙して日本目がけてやって来ると、その地獄絵図は列島まで及ぶ。これは決して対岸の火事とは違うちゅうことは三峡ダム決潰と一緒やど。(つづく)

速報・中共崩壊への道 (234)

日本のネチズンには「三峡ダムファン」がようさんおって、「決壊まだー?」て言うてるみたいなんやが、前にも書いた通りこのダムがワヤんなったら、日本海まで汚染されてまう危険があるねんさかい、何もナイ方がエエに決まったあるねんやんけ。

 

そうは言うたものの、わしゃ中共体制がソフトランディングでけるやなんてまずムリやて思う。現にや、まだ三峡は決潰しとらんのに、中原平野の大部分が水害に見舞われたあって、それ以外の甘粛(隴)や重慶(渝)・四川(蜀)までえらいことなったあるんやからな。中国の農業はほぼ潰滅状態にあると観るべきで、それどころか罹災者は日々の飲料水にまで事欠く事例までもが出始めたある。天誅は無辜の民に下されるモンであって、北戴河ら辺で涼を楽しんどる連中に降りかかることはナイ。今の所はの。

 

この水害のサワリはこれから始まるんやがな。武漢肺炎(中コロ)の未だ収束する見通しも立たんままにコレラやペストとかの疫病に襲われる可能性があるし、関東州(東北部)や雲南(滇)・貴州(黔)などでは蝗害が発生したあるし、黴雨(梅雨)が終わった地域でも沿岸部では台風に追い打ちをかけられる懸念がある。台風第8号(バービー)の進路次第では、◯鮮半島だけでは済まんで遼寧(遼)でも被害が出るかもしれんしの。

 

日本にも少なからず影響が出るやろう。中国本土ではすでに豚肉の価格が上昇したあると聞くし、ここから暮れに向かって絶対的な食糧不足に見舞われることは決定的や。中国の貿易当局がこれまで以上に形振り構わんと食料全般の買い漁りに走るんはまず間違いなかろうし、日本の「買い負け」による生鮮食品の価格高騰も予想されるとこやな。最低限の人道的支援は必要やけども、警戒すべき所は警戒せんといかんわな。

 

中国最高指導者キンピラ・シューはこないだ北戴河会議江沢民(えざわたみ・チャンツォーミン)さんら長老連中にしばきあげられて対米強硬路線の修正を余儀なくされたらしいが、石平氏の解説によると、それによって対日強硬路線に転化する危険があるそうな。米国外交に日中シーソーゲームがあるんは有名で、中国が持ち上げられると日本が貶められ、日本と良好やと中国と険悪になるちゅうアレやな。日中同時に持ち上げたり貶めたりすることは外交的矛盾やし政治コスト的にも引き合わんのでこれは当然のこっちゃ。それと同様に、中国外交にも日米シーソーゲームがあるようやねんな。こっちゃ側はおもっくそ矛盾したある外交政策やねんけども、中国政治それ自体が矛盾に満ち満ちたあるねんさかい、彼らはそんなん全然意に介することはナイ。日本をしばきに行くことは同時に米国をしばくことになることは北京政府も承知の上やけれども、そいでもって内国的に政治の矛盾を誤魔化せるねんさかい安いモンやんけ。尖閣沖ノ鳥島へちょっかい出しに行くんが関の山やろけど、江沢民さんも「困ったときには反日をせえ」言うてたやないか。

 

平氏は一方で、中国が安倍晋三首相に対米仲介を依頼する可能性をも指摘するけども、日米共々政治的端境期に差し掛かったあることを考えたら、そっち方向に行くことは多分期待でけん思うの。さなぎだに安倍氏には健康不安説が流れたある最中やし、米大統領選でもトランプ氏の旗色は決して良好とは言えん。キンピラ氏としてはむしろ、米の政権交代までの時間稼ぎをしたいちゅうのがホンネと違うかて思うんやが、果たしてどない転ぶやら。

 

話を三峡ダムに戻すが、中国では従来8月中旬までの雨季が下旬になっても続いたあって、ダム躯体にはまだまだ厖大な静水圧ポテンシャルが印加されたままになったある。このあまりにも長い霖雨によって、有害物質満点の大量の水と土砂がダム湖に流れ込んだあって、これらがダムの寿命が尽きることによって東シナ海に流れ込むことはどうにも避けられそうもあらへん。冬の渇水期にダム下流域の住民を避難さした上で三峡の堰堤を爆破する以外に抜本塞源の策はありそにナイからやが、それをやると短時間に大量の毒水が東シナ海にドバーやで。これでは日本の漁民の生活にも少なからず悪影響が出るんやけども、中共はんなことに対して責任を取らんやろうし、責任を取れるだけの国力を来年以降も保てるとは思えん。

 

せやからちゅうて、日本はこのままでは中国にやられっ放しになるど。そんでのうても戦後数十年間日本は大陸にナメられ放題やってんけれども、そういう屈辱的な外交は安倍政権を最後にしてもらいたい。戦争は避けるべきやけれども、平和主義を掲げることでは戦争は避けられへんし、むしろそないした外交姿勢が今日まで中共の危険を増大さしたとさえ言える。歴代の自民党政権こそが中国を厄介な存在にまで哺育した大罪人で、その残滓が党内最大の2F派やんけ。この連中を国会から駆逐せんことには日本の対中政策はエエ方向に変わらん思うんだが、生憎と2F本人や重鎮の河村建夫は地方選出で、対立候補は共産・立民のショボいのなんで選挙では無敵や。せやけども、派閥内の連中には得票率の低い当落線上近くにおる奴も結構おんのんで、そいつらを攻略すれば派閥の弱体化も不可能とは違うかもしれんの、これについては次回以降に検討を試みたい思う。(つづく)

速報・中共崩壊への道 (233)

中国のどこぞのエセメディア(ちゅうか、中国にホンマモンのメディアなんてあんのけ?)が、「日本人は三峡ダムの決壊を願っているようだが、決してそうはならない」て、日本人の三峡への懸念に対して過剰反応しとるようだが、わしかて三峡ダムの決潰を願うモンとは違うど。このダムがあかんようになったら、汚染水が東シナ海に大量に流れ込んで、それが対馬暖流に乗って日本海までも汚染さしてまうねんさかい、これは対岸の火事とは違うねんど。しかもや、長江下流域には原発が何基もあってやな、これらが水被って冷却材喪失でもしたら、福島原発どころの騒ぎでは収まらんど。今からでは事前に冷温停止状態にすんのは間に合わんかもしれんが、少なくとも制御棒突っ込んで連鎖反応停めるぐらいのことはしといた方がエエやろうよ。

 

いんや、そればかりか、ダムの決潰は習近平体制の崩壊で済んだらまだマシで、中共体制そのものの瓦解にもつながるやろう。ほしたら中国で大規模な内戦が勃発するわ、世界経済がリーマンショック超級の大不況に見舞われるわ、ほらもうえらいことなるわいな。GDP世界2位の国があかんようなるねんさかいハードランディングは覚悟せなあかんのかもしれんが、残念なことに日本側にその準備がでけてへんのが問題なんやな。景気の低迷は自然災害としてある程度まだやったらまだ諦めもつくけども、そんでのうても武漢肺炎(中コロ)で苦境に追い込まれたある業界には堪らんやろう。そこへ持って来て武装難民が大挙して日本に押し寄せて来たときの備えがあらへんと来たら、一体わしらどないせえちゅうねんな。

 

そうは言うたものの、黄万里・清華大教授は「最後は爆破するしか方法なし」と言い残したあるし、王維洛博士も「もうあかん、逃げれ」言うてんねんさかい、このダムの命運は最早尽きた。下流沿岸住民を全員避難さした上で冬の少雨期に爆破するしか根本的な解決策はあれへん思うが、それでもキンピラ・シューは嫌がるやろうさかい、中国を救いたい思うんやったら、まずはこの皇帝陛下にご退位願うより他はなさそうやな。過去の連載に書いたように、「中国の大災害は天子の不徳」ちゅう考え方がある以上、キンピラは絶対にその責任を被ることはせえへんやろう。せやさかいこないなったら、ドイツ抜きのG7で一斉にキンピラをしばきに行くしか手段はあんめえ。米連邦議会は上下両院とも共和党民主党も中国膺懲で固まったあるが、問題は、日本国内ではまずは2Fに引導を渡しとく必要があるが、安倍氏に政権を放り出す覚悟がなかったらそれはでけんことやな。

 

さはさりながら、キンピラがおらんようになったかて、中国人の気質から考えて、彼らは中国の国土を水害に強いモンに造り変えるなんてことはせえへんやろう。何でや言うたら、これも過去の連載で千度書いたように、中国の数百年周期の易姓革命の歴史が中国人の近視眼的な思考と行動の原動力になったあるからで、今儲からんことを彼らは絶対にやらん。三峡ダムの建設にしたとこで、江沢民(えざわたみ・チャンツォーミン)率いる上海幇の利権とダム建造費からのちょろまかしが目的であって、中国人民のことを考えての事業なんかと違うからの。せやけども、それをやらんかったら中国は何千年何万年経っても「中進国の罠」から抜け出すことはでけんと断言でける。

 

中国人が中国をマジで先進的な工業大国にしたい思うんやったら、まずは軍事大国志向・対外拡張志向を直ちに抛棄して農業大国志向に鞍替えするこっちゃ。ほんで軍事費をおもっくそ削減し、その分浮いたゼニで治山・治水事業をすんねんやんけ。何で中国の河川が毎年今頃になると氾濫してまうかちゅうたら、山に木ィが全然植わってへんからやがな。せやのうても中国は雨季と乾季の降水量の較差が大きいねんさかい、これをやらんと乾季に河川が皆ワジ(涸れ川)になってまうねんやんけ。あの大河であるはずの黄河までもがその流れが杜絶してまうことあんねんさかいの。ほんでから、竹田宮恒泰王殿下がある動画で仰せになってたが、山林が発達するとそこに動物が棲みつくようなる。そないするとそれが川の水の富栄養化につながるんで、水産資源に乏しい中国近海の漁業環境の改善にも資することになるちゅうねんな。ほしたら、日本をはじめとする諸国との漁業に関する軋轢も多少は改善されるかもな。

 

わしがこれを声高に主張したかて、直ぐにカネにならんことに興味を示さん中国人の心には全然響かんやろう。せやけどわしはそれやったらそれでかまへん思う。その方が日本の国益になるからや。中国がたまさかGDP世界2位の座ァにおれるんは、日本からの技術移転や技術の剽窃があったからであって、国産技術の積み上げによるモンとは違う。せやさかい、現状のまま推移すればいずれ弾が尽きて貧乏国に逆戻りで、日本の強力なライバルでおり続けることはでけん。三峡は今年をどないか乗り切ったとしたかてそれは問題が先送りされただけで、いずれ崩壊することはまず間違いあれへんやろう。そないなったら中国のGDPの4割以上を稼ぎ出す長江流域がワヤクチャになって、中国は暫くは立ち直れん程の痛手を被って、日米にケンカ売りつけるどころではのうなるねんやんけ。わしら日本人は三峡の決潰は最早不可避と観念して、今からその対策をマジで考えとく必要がある。それを怠けとったらえらいことなるで。(つづく)