E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

陰謀論のすすめ

 わしも含めて、世の人は陰謀論が大好きである。でなかったら東映柳生一族の陰謀」が大ヒットする訳がナイ。よろ錦の「わしに付くも敵に回るも心して決めい」のCM用名セリフは今でも忘れん。

 ところがや、プロの評論家のお歴々にはどうもこの陰謀論ちゅうのんがお気に召さんようでの。ほらまあ、陰謀ちゅうと良識ある日本人からしたらおもっくそイメージ悪い。近現代日本の最悪の陰謀「満州某重大事件」では田中オラガビール内閣が吹っ飛んでんからの。せやけど、世界の歴史をちょろっと見ただけでも陰謀だらけやねんさかい、陰謀論を毛嫌いすんのは問題あるやろう。

 日本社会は信頼の社会である。すなわち、それは人々の誠実さによって支えられたある社会であって、これこそが日本の経済的に発展した最大要因と思われるんやな。せやさかい、高度な倫理性を求められる評論家が陰謀論を嫌うんは至極当然のことなんで、それをとやかく言うんはわしの本意とは違う。産業スパイやらパクりやらの不法行為はいずれ露顕して、真っ当なビジネスするよりも大損こく確率が高いんが世間の常識やろからの。

 せやけども、政治や戦争の世界ではそないなきれいごとは通用せん。孫武が「兵とは詭道なり」て言うように、作戦を立て籌策を廻らさんと勝てる戦争も勝てん。それはウクライナ侵略に大失敗したプーチンさん見たら分かるやろう。政治はどんだけ優れた政策を立案したかて民の同意をとりつけれんかったらあかんし、外交は利害のぶつかり合う他国とどないして折り合いをつけもって自国の利益を最大化するかの鬩ぎ合いなんやからの。

 ちゅう訳で、わしはこの陰謀論の修得を声を大にしてお薦めしたい。大学の一般教養科目に「陰謀論(4単位)」ちゅうのがあってもエエ思う。ただ、実際の陰謀論は学校なんかで教えるような代物とは違うかもしれんし、第一教えれる人間がそうはおらん。強いて挙げれば歴史の専門家とかやったら多少は教えれるかもしれんが、やっぱしそれでも限界があるやろう。戦史研究家の児島襄は陸軍中野学校をそう言う意味で批判的に見ておって、このテの人材は軍で育成すんのとちごて政府が民間から公募した方がエエやろうて主張しておられたな。その考えに沿えば、それがたとえ自衛隊防衛大学校統合幕僚監部であっても、満足に陰謀論のプロを育成でけるとはわしには思えんのである。実際に陰謀渦巻くのんは政界・財界・漫才界を含めた芸能界で、平和憲法に庇護されてある意味ぬくぬくと育成された自衛官にドロドロした世界は無縁なんやで。かかる陰謀論に通じておらん参謀や特務機関員が頼りになる訳あらへんし、これもまた日本が先の大戦で敗れた原因の一つに数えれるんちゃうかな。自衛隊の幕僚は民間の陰謀論に理解のある評論家と頻繁に意見交換をするなどして、陰謀論への造詣を深める必要があるやろう。いっそのこと民間人を統幕・陸海空幕に入れるぐらいのことせなあかんとすら思てまうで。世襲の多い外務官僚にも権謀術策を逞しゅうにでけるとは到底思えん。外務省は課長級以上総入れ替えじゃ。

 さても、こないして集めた人材を有効活用でけんようでは、未だに外交の場に孫子の兵法を導入し、「騙される方が悪いんじゃアホ」たら吐かして居直る中共やどこぞの国(大〇民国)みたいな時代錯誤的DQ●国家を相手に外交もでけん。わしは何も中国や〇国に対していわゆるDQ●返しをせえと言うつもりはナイけども、つまりはこの陰謀論の専門家に外交を監査さして、中国のように愚かにも陰謀を企てて外国を欺く連中の悪事を未然に防がすねんやんけ。ビジネスの世界でも、産業スパイを防いだりすんのに有効かもしれんが、んな場合は彼らに最低でも情報セキュリティの知識を授ける必要があるやろし、でけたらホワイトハッカーになって欲しいの。ほしたら今や戦場の一つに数えられるサイバー空間の主戦力にかてなるやろし、eスポーツ選手上がりの無人軍用機をリモートで操るパイロットらと共に、日本の国防の最前線に立つ真の秘密戦士として世にその名を成さしめることかてでけるやろう。

 日本はたまさか豊かな国土条件に恵まれて、国民をしてウソをつかん誠実な民たらしむることで国の利益を最大化することに成功した世界でも稀有な国家であるが、こないな成功モデルは遺憾ながら気候が苛烈で作物が育たん他地域では成り立たん。ウクライナのように肥沃な穀倉地帯でも隣国にロズアみたいな特亜三国家に負けず劣らず未開なDQ●国家があってはこれまたムリがある。いやいや、現代日本かて中長距離弾道ミサイルが飛び交う時世に在って、昔の地政学が今では通用せえへんようなったある。せやのうても、東京は世界のスパイ天国や言われたあるねんからなおさらやで。となったらこれはもう、国民的にも陰謀論への理解を深めて国を守らんとあかんようなってしもたと解釈せざるを得ん。陰謀が蔓延ることは国論が分裂する危険があることには留意せんとあかんが、それと同時に敵の謀を暴く力がなかっては敵の謀を防ぐこともでけん。陰謀論は決して敵を陥穽に嵌めることが目的なんとちごて、敵から陥穽を弄せられんようにするためのファイヤウォールなんである。

 とは言うたものの、いざ敵に戦を宣せられたはそないな建前論は通用せえへん。わしは「速報・中共崩壊への道」の連載で繰り返し言うてるように、中共は単にその軍事力を抑え込むだけでは不十分で、彼の国はロシア連邦同様に解体されんとあかん。ソ連邦が解体されてもロシア・ソビエト連邦社会主義共和国はそのまま温存され、その後継国家ロズア連邦共和国ウクライナに侵攻しよった。第一次大戦後に民族自決が叫ばれてから早1世紀、中露両国内にはまだまだ北京・モスクワ政府に抑圧されたままの民族がようさんおる。国連に紛争解決能力があらへんことが白日下に曝された今となっては、かかる膨張主義的国家は軍事力ないしは謀略を以てしてでも禦がんとあかん。日露開戦時に露駐在武官の任にあった明石元二郎大佐みたいに、中露両国内の独立運動家を煽動し、これらの国家を四分五裂ささんことには日本の将来が危ういかもしれんの。

 ただ、国家分裂に際してはまず間違いなしにえげつない流血沙汰になってまう。それを避けたいんやったら、これはもう国連解体・再構築をやるしかあれへんやろう。ウクライナ問題が片づいてプーチンさんをしばきあげ、国連と安保理からロズアを追放したったら、後に残る世界のヤクザ国家はキンピラ・シュー率いる中共だけや。今後もキンピラ国が拒否権発動してゴネ倒しよるようやったら、日米欧挙って国連を脱退し、G7プラス印伯を安保理常任理事国とする新連合国を結成して対中包囲網を強化するぐらいの一大陰謀を考えやんとあかん。時恰も広島G7の真っただ中や。首脳の一人からでもボソッとこういうこと言うてくれんかのう。