E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(58)

 市場経済と金融の節では、のっけからその図の説明が抽象的過ぎてあかん。スーパーでレタスやキャベツの値段は日々変動すんのに、売値が固定された自販機は市場経済原理を無視した存在やちゅうことを書いてこそ公民教科書やないんけ。それは駅の券売機でも言えるこっちゃが、いずれにしても人件費には代えられんからな。

 んでから、市場経済社会主義経済の説明図も分かりにくい。市場経済の図の「秩序の維持」とは健全な市場経済の運営のために必要な規制など、ちゅうた具合に書いたらんと分からへんやろう。「それでも分からん」言われたらどもならんが。

 わしやったらカール・マルクスのことを「サン・シモンやフーリエらの理論を『空想的社会主義』とし、エンゲルスと共に自らの理論を『科学的社会主義』としたが、競争原理が機能しないため生産技術の進歩が停滞する社会主義そのものが空想であることを最期まで理解できなかった」て書くど。

 ソ連邦の急速な工業化が何であかんのか、中共大躍進政策がどんなんやったんかをしらんかったら、社会主義経済の理解なんか深まらんやろう。わしがこのブログで一貫して主張すんのは、「農業大国にならんと工業大国にはなれん」であるが、ソ連が潰滅した根本の原因はまさにこれで、わしはこれを理由に中共はいずれ亡びるて予測しとんねんがな。大躍進政策がどんだけムチャなこっちゃったかも過去にどこぞで書いたが、良質な銑鉄は高炉を高うせんと生産でけんことを「けざわひがし」がアホで理解でけんかった、などなどやったな。

 拡大再生産だけを書いて、資本の増えん単純再生産や資本の目減りを意味する縮小再生産を書かんちゅうのもあかん。確かに単純・縮小再生産はあってはならんこっちゃが、企業が破綻する過程では現実に起こってんねんからな。こんな教科書ではアホが拡大再生産されてまうわいアホ。(つづく)