E-BOMBERのアホアホブログ

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(大阪市教委・問題児童生徒隔離)これでもまだ対症療法

 大阪市教育委員会は、橋下コスプレ市長の意を受けて、小中学校校内で度を越した問題行動を起こす児童・生徒を新設の特別教室に隔離して指導を行うなどの案をまとめた。一部の不心得者の存在で勉学の機会が損なわれている子供を守るための措置であり、その改善に向けた一歩と素直に評価したい。

 このテの話が出ると、やれ「子供にレッテルを貼るな」やの「加害児童・生徒にも人権がある」やのと妄言の数々が噴出するんが定番になったあるが、こんなんは昔の朝寝新聞の基地外ロッコの「精神障害者の人権を守るためなら健常者の二人や三人が殺されても仕方がない」いう池田勇人のカバみたいな放言と同根同質やさかい、端から論じるに値せんわい。

 それにや、小中学校教諭ちゅうのんは教育のプロではあっても矯正のプロとは違うやろう。近年の教育原理・教育心理学はいわゆるいじめ問題や学級崩壊の発生を受けてそれなりに内容が変更されとるらしいが、所詮はパッチをかましたに過ぎず、学問として体系化された訳やあらへん。せやさかい、教師の手に余る児童・生徒を隔離して矯正の専門家に委ねたとしたかて何等の問題があるとは思えん。

 せやけど、これでもまだまだ対症療法の批判は免れん思う。問題児童・生徒の発生する原因の大半がクラスの授業について行かれへんことやねんさかい、それを解決せんままこれを施行したかて、結局は元の木阿弥になるに違いない。特別教室を出た14歳の生徒を中2のクラスに戻すだけやったらこの生徒はまたおんなし問題を起こす可能性があるちゅうこっちゃんけ。

 いや、何もわしは今ここで大阪市教委を批判する意図は毛頭あらへん。むしろ限られた環境の中では最良に近い改革案やないかて思うぐらいや。この問題の根本は、同年齢の集団をムリからおんなし教室に押し込んでおんなし内容の授業を受けさす国の粗雑な教育制度にあるんやんけ。

 せやさかい、この問題を根っこから解決したいてマジ思うねんやったら、現行の学齢別クラス編成をやんぴにして、習熟度別クラス編成に改めるしかあらへんやろう。一見乱暴そうな改革の方が実を挙げることがあるんは、憲法9条改訂と一緒と言うべきやな。