E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・天竜浜名湖鉄道

 国鉄二俣線は、海岸に露頭した東海道線を軍部が嫌うて、そのバイパスとして建造されたとされる路線やと聞く。実際に敵の艦砲射撃受けたことはあれへんかったが、東南海地震揺って東海道線が不通なったときとかに迂回路線として機能したことがあったそうな。

 

 せやさかい、国鉄分割民営化直前に二俣線を受け継いだ天竜浜名湖線天浜線)には、旅客・貨物輸送ともにそのバイパスとして存続さすことが必要て考える。災害時だけとちごて、ダイヤが乱れたときには普通貨物列車を天浜線に逃して旅客列車・特急貨物列車を優先的に平常ダイヤに戻して行くのんに使うねんな。天浜線は駅構内配線が長い目に取ったあるさかい、かなりの長編成列車も入線でけるしの。

 

 ところが、天浜線は線形は比較的エエ亜幹線レベルやけれども、重軌条化が遅れてしかもPCまくらぎ化も進んでへん。ほんでまた東海道線よりも勾配がきつい。こんなんではDF200の入線なんかでけんし、DD51の徐行運転が関の山やろう。おまけにポイントも多くは両開きで番数が低いさかい、駅構内進入時の減速で貨物列車も思うようには走れん。天浜線には課題が多いことが分かるわな。遠からぬ将来、交流区間や非電化区間にも自由に入線でける機関車や電車がでけることは十分期待でけるけどの。

 

 せやさかいに、当面の対策としては、分岐器の番数上げと重軌条化・PCまくらぎ導入による駅通過速度向上を、保線作業の一環として着実に進めることぐらいしかあらへんやろな。天竜浜名湖鉄道国鉄からの転換路線で決して経営状態が楽なことあれへんのやから、これらの作業を一気に進めるにはムリがあるんでな。

 

 中長期的には、過去に行っとった遠州鉄道の乗り入れの復活やな。遠鉄線に気動車ハイブリッドカーを導入して、天竜二俣まで乗り入れるねんな。天浜線掛川新所原経由豊橋方面への求心力があんまし強いことあれへんで、西鹿島乗り換え浜松方面への求心力もあるさかいの。季節的にはフルーツパーク・三ケ日方面への乗り入れ策もあるやろうから、西鹿島スイッチバックでけるような構内配線変更も必要なるやろな。ただ、これは過去に利用が振るわんようなって廃止された。その原因は遠鉄側にもあったんで、それは次回の遠州鉄道の項目で触れることにする。

 

 その他の対策としては、静岡や豊橋へのアクセス向上のために、東海道線島田や豊橋へ片乗り入れすることも考えれるな。せやけども、東海道線全線で毎時2本の快速が走るようなったら、天浜線をその快速に接続さしたらエエ訳やしな。ただ、現状のJR東海にその動きがナイんで、島田や豊橋に途中駅通過で乗り入れさすこともしゃあないとは思うが、それやと天浜線の所要車両が増えてまうしな。

 

 天浜線は車窓風景が美しく、しかも沿線には各種の歴史遺産が数多く残ったあるだけでなしに、天浜線の構造物そのものが国の文化財に指定されたある。1日フリー乗車券も発売されたあるし、天気のエエ休日に乗りに行きたい路線ではあるな。(しまい)

 

 次回は遠州鉄道の予定や。