E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・山口線(1)

小郡(現・新山口;旧吉敷郡小郡町)-益田間を結ぶ地方交通線で陰陽連絡線でもある山口線は、山陰線益田以西に特急が走ってへんことから、実質的には山陰線の一部と見た方がエエのと違うかと思う。実際、線形も亜幹線クラスでかなり走りやすく、駅構内のポイントを改良したら、もっと速う走れる思う。

 

そんでも、山間部区間の宮野ー三谷間は線形改良した方がエエ思うが、今のJR西にはそれがでけるだけの余裕があれへん。各駅の乗降客数も減少傾向で、特急の停まる三谷・徳佐・日原すら1日100人も乗らん。これではテコ入れの甲斐もあらへんわな。しかもこの路線は、人気列車「SLやまぐち」による蒸機復活運転やっとんやし、高速化のための高架化なんかしたら興が殺がれてまう。

 

ただ、去年(2018年)の西日本豪雨山陽線が不通になったときとかに、貨物列車が迂回運転のため入線したんやったな。せやさかい、山口線は現在では貨物輸送を行ってへんけれども、それについての重要性はまだ喪失してへんのではないやろか?

 

本州の貨物輸送の大動脈として、東北・東海道線系統と、日本海縦貫線の2系統がある。これらによって、青森ー山科(京都)間の貨物輸送は二重系の冗長性 (redundancy) を確保されとって、一方が塞がってももう一方が機能することによって、貨物輸送の信頼性を確保したあると言える。せやけども、山科以西の二重系があらへんさかい、山陽線が不通になってしもたら西日本の鉄道貨物輸送がマヒしてまう。

 

せやさかいに、小浜線・山陰線・山口線日本海縦貫線に取り込んで、青森ー幡生(下関)間の鉄道貨物輸送を完全二重系にしたら、少なくとも本州の貨物輸送の信頼性は格段に向上するやろう。ただ、山口線は海岸伝いに走る山陰線よりも勾配がきついんで、DD51重連でも結構しんどい。とは言え、山陰線益田経由では結構大回りになる。

 

ここは思い切って山口線を全線電化して、山男EF64重連か、その後継機EF200による定期貨物輸送の復活が考えられてもエエ。山陰線区間DD51やDE10系列でも行けるが、小浜線を貨物対応にする工事も必要になるんで、相当な出費になるんは間違いあれへん。

 

せやけど、船舶輸送は大量かつ高効率に運べるけども遅いし、航空便は高い上に少量しか運べん。そんでのうても、アマゾンや楽天市場の通販利用者が増えてるねんさかい、それをコンテナ輸送することも考えられてエエのやないか?長距離トラックの運ちゃんはきつい仕事強いられとるんやし、ヤマトや佐川は豊作貧乏やて聞くし、モーダルシフトも必要やろう。

 

次回は山口線の運用について考えてみる。(つづく)