E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・遠州鉄道

 静岡に静鉄あれば浜松に遠鉄あり。この静岡県下の2大政令市は何かと比較されることが多い。「平成の大合併」前後ともに都市規模は浜松の方が大きいけども、全国的な知名度ではやはり静岡市の方に分があるんは、東京文化圏の東端に位置することもあってしゃあないわな。

 

 せやけども、浜松は東京と大阪のほぼ中間に位置(せやから、浜松のうなぎ駅弁に、「このうなぎは東京風に背開きにして大阪風に油抜きしやんと焼き上げた」て書いたあったな)し、しかも名古屋にも近い地の利があって、多くの工場が立地するようなってんな。遠州鉄道の鉄道線(西鹿島線赤電車)が輸送人員を伸ばしたあるのんも、恐らくそれと関係あるんやろうな。

 

 遠鉄鉄道線は全線単線の地方中小私鉄ながら、昼間12分毎の運転を行っとって、中小鉄道運営の見本のような路線やな。しかも、路線付け替え・立体化・車両新製などを継続して行って来た結果、83年から90年にかけて全線所要時間を11分短縮することに成功したある。乗客が増えてるのんには、単に浜松の都市規模が大きなった以外の要因があることが分かるやろう。こないした努力が続けれるのには、やっぱし浜松に勢いがあることと無縁とは違うとも思うけどな。

 

 ただ、遠鉄にももちろん課題はある。終点の西鹿島で接続する天竜浜名湖鉄道天浜線沿線客を十分に集められてへんことがそれや。天浜線沿線は西鹿島以外では過疎化とモータリゼーションが進行して、わざわざ西鹿島乗り換えを要するようなことはせえへんようなった。これは過去に行われとった遠鉄の遠江二俣(現・天竜二俣)及び遠江森(同・遠州森)への乗り入れが、利用客の漸減によって廃止されてしもたことから窺い知ることがでける。

 

 二俣乗り入れを復活するにしても、遠鉄線鉄道線が現状の全線各停運転のままではあかんのではなかろうか。そこで、中長期的課題としては、鉄道線で急行運転でけるようにすることが考えれる。天浜線が毎時1往復してることを考えたら、遠鉄も最低毎時1往復の急行運転でけるような地上設備が欲しい。例えば、新浜松と西鹿島のほぼ中間に位置する遠州西ヶ崎を島式ホーム2面3線化して、さらに西鹿島の構内配線を変更すれば、各停12分ヘッドの運転頻度を確保しつつ緩急接続がでけるようになるやろう。急行はこの他に浜北と天浜線二俣本町にも停車する。また、高架区間を手始めに、全線の最高速度の引き上げも課題になるやろな。

 

 やっぱし鉄道はそれが地方鉄道やったとしても、でけるだけスピード出して走った方がエエ。そないすることで、これまで利用せえへんかった客層をゲットする可能性が拡がるねんからの。遠鉄のさらなるレベルアップを期待するで。(しまい)

 

 次回は豊橋鉄道の予定や。