E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道 (214)

 日本の経済攻勢(ちゅうても何も制裁なんかしてへんのだが)で韓国はそのうち国内経済ハタンで無力化される見通しなんで、今のところは中国の火薬庫は半島とちごて香港・台湾方面にあるんやないかと思われてるみたいや。

 

 ホンマやったら習近平君は香港など人民解放軍差し向けてでもムリから併呑したいとこなんやろうけども、諸事情によってそれはでけんやろうと思われる。何でか言うたら、中国通によると、香港は一国二制度が続く限りはまだまだ中国にとって「金の卵を産むガチョウ」であり続けるからや。香港はその一国二制度のため、英国法がまだ生きておって、そのため日米欧など諸外国の各種窓口として機能したあるからやそうや。つまり、主要先進国が安心して貿易や投資を行える法的根拠があるんで、中国本土みたいにムチャはやって来ェへんちゅう訳やな。

 

 これが中国本土やとそうは行かん。貿易ルールをちゃんと遵守せえへんからダンピング(不当廉売)のし放題やし、技術移転がセットになってへんかったら対中投資もままならん。それこそ西側先進国からしたら「アホらしゅうてやっとれるか」である。さなぎだに中国は賃金が上がって投資への関心が薄れ、東南アジア方面へのキャピタルフライト(資本の海外流出)の奔流が起こったあるんやからな。各種財務諸表の示す所では、国内総生産 (GDP) を 6.2% と「大本営発表」したあるが、その実すでにマイナス成長に陥ったあるんはほぼ間違いあれへん。それではますます投資熱も冷めてまうわな。

 

 つまり、香港は本土のようなマイナス要因からある程度自由なんで、中国の投資・貿易センターとして安定したあるちゅうこっちゃな。中国の輸入品目の多くが香港を経由してやって来る現実の前に、北京政府もどないもこないもならん。ヘタに併呑なんかしてしもたら、それこそ「不況型貿易黒字」を増大さしてまうし、国内消費の落ち込みにもさらに拍車がかかって現今の韓国みたいなスタグフレーションに陥って、最終的には経済のパイの大きさが急激にシュリンクする大デフレを招来することになるやろう。そないなっては如何に習近平皇帝と雖も人民の不安を不満を抑えることはでけんようなる。

 

 しかもや、人民解放軍に動員を下令して香港を武力占領しようものなら、国際世論を敵に回して、日米英以外からも経済攻撃を受けることになる危険もある。そんでのうても、欧州では「一帯一路」が経済侵略でしかあれへんことがついにバレ、中国と距離を置こうちゅう傾向が強まったある。イタリアなどのように国内経済が振るわん国は中国資本を当てに投資を歓迎する動きもあるようやが、それは中国のコワさとえげつなさをしらんからでけることで、正体をしったら「出てけ」に変わるど。

 

 変わった所では、米NBAの幹部が香港を応援するコメントをどっかのSNSに上げた所、中国の激しい怒りを買うて謝罪とコメント削除するハメなったことから、NBAは中国に対する態度をかなり硬化させることになってしもた。中国では籠球(バスケ)人気が凄まじく、かなりの経済効果を上げたあるらしいから、もしかNBAが怒って中国市場から撤退しようモンなら、中国の蒙る経済損失は莫大な額になるやろう(無論米側の損失も大きいが)。正に香港こそが中国の火薬庫であることを象徴するような出来事ではあるな。

 

 一方の台湾やが、北京は台湾を「一国二制度の範疇外」であるとして、武力占領をちらつかすことによって米国を牽制したある。ただの、米国がカネのかかる戦争をしたないにしても、中国かてこれまた諸事情によって人民解放軍を動かすことなどでけん。んなことしたら、この連載で散々書いて来た通り、チベット東トルキスタンの蜂起を呼ぶことなるし、抑も人民解放軍は腐敗しまくっとるさかい戦えん。人民の平均的なモラル意識が低調では中国共産党モラルハザード状態が常態化すんのは当たり前やし、軍隊かて腐敗せん方がおかしい。これは韓国が「お笑い軍隊」抱えたあることと全く一緒の構図で、北◯鮮の「◯鮮人民軍」も軍人が日々の糧を得るためのカネモウケ集団に堕してしもたこともこれまた軌を一にしたある。せやさかいに、台湾海峡を挟んで弾雨が飛び交うような環境は全然整備されてへんちゅうことや。台湾市民は一部の外省人を除いて割合と市民意識が高いんで、国民党軍もそない腐敗はしてへんと考えられる。しかもや、本土と台湾の間では貿易も相互ビジネスも盛んに行われとって、それらを戦争でいっぺんに喪失してまうことは中台双方とも大損や。

 

 せやさかいに、日米英陣営はこの香港・台湾の地政学的な位置を利用して、中国本土にプレッシャーをかけ続けることがでける。ある意味「阿片戦争」の再来や。一方の習近平陣営は既に詰んだあるとは言え、日米にやられっ放しなとこをこれ以上人民に見せられんさかい、動員下令を含めて何らかの反撃を模索する動きを示すやろう。香港はともかく台湾がその舞台となる可能性は低いことはナイ思うんで、日米英陣営はこの中国南部に隣接する「国」を大いに注視すべきやな。

 

 もし習近平皇帝がとち狂って「香港の一国二制度廃止の緊急勅令」を発布したとしても、それはガチョウの腹を裂いてまう行為でもあるし、中国経済の破壊を狙う日米英にとってはむしろエエことなんで、お好きにおやりなさい、である。経済戦争の恐ろしさを世界に見せつける絶好のチャンスが訪れた。「権力は銃口から生まれる」時代は既に終焉を迎え、鉛玉よりもドル・円・ポンドの方がコワい時代になった、ちゅうこっちゃ。人民元みたいなソフトカレンシーは紙切れよりマシな程度よ。(つづく)