中国ではこれまでの識者の予想通り不動産バブルに続いて株式バブルも崩壊し、次は人民元の切り下げをしやんとあかんようなるなど、順調に中共支配体制そのものの崩壊への道を突き進んでるみたいやな。
ただ、中共崩壊に対するわしの考えはこれまで書いて来た通り、中国人民にとっては幸福なことやろうけど、日本人にとっては決してそうとは言い切れんモンがある。あんまし気分のエエ話やないけども、これまでみたいに中国とその人民がこぞって日本に対して罵詈雑言を浴びせ続けてもらっとった方が日本の国益に繋がるんやないかて思うからや。
彼らは「打倒小日本」などと威勢のエエことを叫んどるけども、所詮は言うだけ番長であって、ホンマに日本を攻める度胸なんかあらへん。日中単独同士の戦になったとしたかて勝敗の帰趨がどないなるかはやってみやんとわからへんし、現実問題として在日米軍がそれを拱手傍観するだけやなんて思えん。中国の門戸開放戦略のための橋頭堡である日本を喪失したら米の外交の伝統が根柢から崩れてまうねんさかいの。
むしろ中国で「憤青」やの「糞青」やのと称されるアホで日本嫌いな連中が「抵制日貨」を声高に叫び、習近平をはじめ洪磊・華春瑩らが日本に対して無礼千万な言辞を弄するぐらいでいてくれる方が有り難い。そんなんでは絶対に日本を超えることなんかでけんからや。
中国は今年初めて科学部門でのノーベル賞受賞者が誕生して沸き返ってたみたいやけどな、日米欧の先進国のように毎年受賞者を輩出するようになるまでにはならんやろう。そないしたかったら中共崩壊さすしかあらへんな。人民に学問の自由もあらへんで、社会に腐敗が蔓延しとって、しかも研究者が政治家よりもぐっと下に見られるようではそれは土台ムリな話やで。でもまあその方が我が国にとっては都合がエエんで、中共がこのまま存続してくれるんやったらそれはそれで結構なこっちゃで。わははははははははははは。（つづく）
ハピタス
