○神はなんば線開業で尼崎が本線との接続駅になった関係で終日特急停車駅に格上げされた。これはまあ当然の措置や思う。せやけど、野球も甲◯園ボウルもあらへん日ィに甲◯園に全列車停車さすんはどうか思うし、西宮はともかく芦屋・魚崎・御影に特急全列車停車ちゅうのは理解でけん。
最速種別の特急は山陽電鉄乗り入れの直通特急及び同線須磨浦公園折り返しの特急(○神三宮以西各駅停車)を合わして毎時6本体制で運転してる。直通特急は阪急神戸線の項目でも書いたように阪急とで折半するんがエエ思うんで、これを毎時3本運転にすんねん。停車駅は梅田発尼崎・西宮・三宮・元町(以下省略)として、JRに対抗する。
この列車の最高時速が106キロしか出ェへんのが物足りん。線形がJRや阪急よりも悪いんやったらそれに合したもっとエエ車両を造るしかナイやろう。制御つき自然振り子は無論のこと、能動的操舵機能つき軽量台車の採用や、ジェットカー程ではナイにせよそれなりの高加減速性能を持たすことも大切やろう。車両性能の汎用化の流れに反することにはなるけども、○神本線の特殊性に鑑みてそれはしゃあないことや。
ほんで、この車両にもJR神戸線や阪急神戸線に連結したなるリクライニング指定席を1両の半分でもエエさかい連結したい。梅田から西宮ぐらいの距離やったらそれなりの着席需要があるはずやからや。南海「サザン」でも「タクシーより安い」ちゅうて難波から堺までの短距離を利用する客がいてるて、本家の川島氏も書いておられる通りやからや。
特急はこれに加えて近鉄特急の乗り入れも考えれる。現行では御影駅構内の急曲線の存在で神戸に乗り入れでけんけども、甲◯園や西宮までやったら乗り入れでけるやろう。「○神が勝った日ィには張り込んで指定席で難波や奈良へ帰ろう」ちゅう客かて結構おるかもしれんど。スタンドのどんちゃん騒ぎを指定席の車内にまで持ち込まれたらかなんが、車内販売のビールと焼き鳥で一杯ぐらいさしたれや。ほんでから、優勝した日ィだけは無礼講とかな。
須磨浦公園行特急などのように通常の赤胴車で運転する特急は、その種別を「B特急」に格下げして、停車駅は現行通りにする。近鉄から乗り入れる快速急行を御影にも停車さしたいが、上記の事情でそれがでけん。また、現在尼崎止まりの急行は甲◯園に延長運転する。ほんで、武庫川線は西宮行の急行に接続さすねん。甲◯園で野球その他のイベントがある日ィに限っては特急を終日または半日(夜間試合時)停車さして、甲◯園輸送に備えたらエエやろうよ。
特急とかの高速運転を妨げてんのは、急曲線と各停の存在や。御影に快急停車さすためにも、同駅の大改造が必要や。上下ホームを千鳥式配置にするとかしてでも曲線を緩和しやんとあかんやろうな。近鉄特急は「世界遺産江戸城」やない「姫路城」まで乗り入れさしたいんでな。
○神本線はインターアーバン(都市間高速鉄道)であるにも関わらず、無人駅が多いんが特徴や。駅数が多かったら乗降客数少ない駅があっても当然やけどな。1日乗降客数が5千人程度以下の淀川・久寿川・住吉・石屋川・西灘は今の半分の停車でも十分で、これらの駅のみを通過する「快速」を青胴車(ジェットカー)で走らすねん。こんだけでも少しは速う走れるようなるで。
輸送密度は結構高い上に、特に高校野球開催時にはそれがさらに高なることから、○神梅田―甲◯園間だけでも複々線化したいとこやけども、何分にも○神沿線は早い段階から宅地化されとるとこやから、複々線化の余地は少ない。それやったらせめて梅田―野田の地下区間だけでもどないかならんかと思う。梅田到着前に停止信号で抑止される状況を改善するためにもこれだけは必要や思うで。福島は特急停めることあれへんさかい、通過線にホームはいらん。
次回は○神なんば線(近鉄難波線区間を含む)について書きたい。(つづく)