E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの鉄道事情大研究・○神電気鉄道(1)

 わしが東京おった時やけど、首都圏の某超一流国立大院工学系研究科の院生が、「関西に○神電車という鉄道会社があって、それが○神タ◯ガースの親会社とはしらなかった」て言うたんを聞いて愕然としたんを覚えてる。関東には未だに「箱根関の向こうには魔物が棲んでいる」て考えてる人がおるそうやさかい取り立てて驚くこともあらへんのかもしれんが、仮にも大手私鉄の一角を占める会社やのに、正直今でも呆れてる。

 その○神電鉄が改めて広く日本にしられるようなったんは、05年○神優勝の前後に突如沸き起こった、ハゲタカファンドによる買収騒動やった。村上世彰なる欽ちゃんみたいな顔したおっさんが、○神の資産見積額に対して株価が安いとこに目ェつけよって、これに敵対的買収を仕掛けよったんやったな。



 それが、村上の逮捕によって村上ファンドによる買収は立ち消えになったけども、その前から阪急ホールディングスがいわゆるホワイトナイトとして立った経緯から株式交換が行われ、阪急○神ホールディングスとなって現在に至ったんやな。これによって○神は事実上阪急の傘下に入ってんな。

 庶民的な○神と高級感のある阪急と企業風土がえらい違う会社同士の合併なんで、これが経営上の問題なるんやないかて思われてんけども、それ以上に鉄道事業者として、ちゅうよりか一般の利用客からして深刻な問題は、○神間の競合の鈍化やな。

 梅田―三宮間に阪急神戸本線が起点終点を含めて16駅なんに対して、○神本線にはその倍の32駅もある。おまけに○神の方は線形もあんまし良うないちゅうこともあって高速運転が阪急よりもやや不利や。ちゅうこともあって、○神は特急の停車駅を増やして、沿線客を梅田・三宮・元町の繁華街へ速達する方針に改めたみたいや。

 沿線客をこまめにひらうこと自体は間違うた施策やとは言わんが、関西人は行先に合わして利用する路線を変える傾向が東京人よりも強い。大阪駅前ビル行くんやったらやっぱりJR神戸線よりも○神ちゅう具合にの。せやさかい、阪急と同一のグループになったからちゅうて、競合をやめたらあかんのや。遅い電車しか走らん路線は価値が下がって客離れ起こしてしもて、しまいには梅田の○神百貨店行く客までJRで来るようなってまうねんやんけ。

 せやから、次回は○神本線の列車種別と停車駅をどないするかを書いてみる。(つづく)