電子工学用語集を作る言うても、正直な話、わしの聞いたことない用語がバンバン出て来る。せやさかい、その初見の用語の意味を即座に理解して、それを分かりやすいコトバにトランスレートでけるかどうかがここでは問題になるねんな。
アイパターン
eye pattern, eye diagram
オシロスコープに複数の異なる波形の信号を入力させ、それらを合成した信号波形を機器のディスプレイに表示させた場合に現れる図形で、動物の目のように見えることからこのように言われる。波形観測のためのトリガとしては方形クロックパルスを用いる。
[詳説]高周波用素子や機器などの高周波信号伝送特性などを測定する目的でこのアイパターンを観察する。重ね合わせられる波形としては、デジタル信号の"0”と"1"などが用いられる。伝送特性が悪い場合にはジッタや符号間干渉を反映して波形が崩れることにより開口部が狭く見える。良好な場合には波形の崩れがないので開口部が明瞭に観察できる。
[補説]ケーブルの高周波伝送特性を調べる場合には、ネットワークアナライザからの信号を伝送させ、その伝送波形をフーリエ逆変換（周波数領域から時間領域への変換）してアイパターンを観測する。
→オシロスコープ・ジッタ・ネットワークアナライザ・フーリエ逆変換
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これも図面が欲しい項目やな。将来、全面改訂をするとしたら盛り込みたいのう。せやけど今は次行こう。
アウトプット
→出力
電子工学用語はその大半が英語由来やけども、多くの場合はこれみたいに訳語が考案されとる。原語（「諺語」とは違うど）よりも訳語の方が広く用いられてる場合には訳語を、その逆の場合には原語の方を見出し語に採用する。
アーカイブ
archive, archival file
原義は古文書。コンピュータで用いる大容量のファイルや複数個のファイルを、データ量を少なくしてデータ転送時のデータ量やハードディスクドライブ(HDD)の容量を節約する目的で圧縮してできたファイルのこと。一度圧縮されたファイルはそのままでは利用できないので、利用の際には解凍を行う。データ量の多い動画ファイルの保存や伝送などに用いられる。
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マイコンとかを設計する会社におったのに、わしはコンピュータにあんまし強いことないんだわこれが（せやから長続きせえへんかったんや）。せやけど、電算機が分からんでは現代の弱電技術者としては欠陥商品以外の何物でもナイんで、五十代の手習いのつもりでこのブログを書き続けることにする。
