E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの電子工学用語集(4)

 わしの目標は、専門書なしで理解でける電子工学用語集を作成することや。本文行ってみよう。


 アイドリング電流

idling current

 増幅器(アンプ)を動作させるために必要となる電流のうち、信号の増幅に寄与しない電流のこと。

[詳説]A級アンプでは動作点を直流負荷線の中央に定めるのでアイドリング電流値は最大振幅値の半分の値となり、消費電力の75%が損失となる。動作点をnpnとpnpの2つのトランジスタのエミッタ電流が共に0の点にとしたB級プッシュプルアンプにおいても電力効率はπ/4≒78.5%で、アイドリング電流は0でも損失は0ではない。ゼロバイアスやごく浅いバイアスでスイッチング動作またはそれに近い動作をするC級・D級アンプにおいても、同様に一定の損失は存在する。

[補説]大出力時にB級動作し小出力時にA級動作するAB級アンプでは、アイドリング電流が変動することになる。

(本文ここまで)

 因みに「アイドリング」の意味はエンジンのそれと大差はあらへんで、A級アンプはこれを流しとかんとバイアスの線形部分が確保でけんさかい動作せえへんちゅうことやな。

 早くも負荷線の図面のナイことによる分かりにくさの弊害を感じてる。電子回路のことを書くのもむずいが、無線を齧っといて良かった思う。せやけども、オーディオマニアの方がもっと分かりやすい解説でけるやろうから、こういうことをブログに書くんはなかなかコワイことや思う。あの人たちはアンプのアイドリング電流調整を行うんが当たり前なんやからなあ。