E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・和歌山線(1)

 和歌山線王寺-高田は桜井線桜井以西も敷設した大阪鉄道によって開業され、高田-大和二見は南和鉄道、大和二見以西は紀和鉄道によってそれぞれ建造された。旅客流動は五条ぐらいまでは王寺方面への利用が多いが、隅田から笠田ぐらいまでは橋本へ向かう流れになり、粉河以西は和歌山へ向かう傾向が強なる。ただ、岩出や粉河などからバスで阪和線和泉砂川・熊取へ向かう流れもあり、和歌山線の存在意義が問われとる事態にある。

 桜井線の項目では触れんかったが、奈良から桜井線を回って高田を経由して和歌山まで普通列車が運転されとって、所要時間は3時間もかかる。和歌山から奈良まで出るんやったら天王寺出た方が速いんで通し乗りする客はまずおらんが、乗客流動実態を無視して、車両運用効率だけを考えて漫然と「遠足列車」を走らすとはけしからん。この路線の場合、こと普通列車に限っては橋本で系統分離した方が利用客にとって便利になるんじゃいアホめが。

 せやから、和歌山方から考えたら、和歌山-橋本に普通列車を毎時1本走らせ、和歌山-粉河にもそれを2時間に1本程度走らすねん。ほんで、2時間に1本程度の頻度で王寺行快速を走らすんがエエやろう。停車駅は岩出・打田・粉河・名手・笠田・妙寺・高野口・紀伊山田・橋本・隅田・五条・吉野口・玉手・御所・高田てとこか。通しの需要も作らんかったらその路線はなかなか発展せえへんモンやからな。快速も最初はロングシート車両でエエけど、いずれ転換クロスシートにしたいな。

 橋本以東は南海高野線の電車を五条ぐらいまで入線さして、五条を難波通勤圏内に取り込むねん。五条でも系統分離して、昼間には毎時1本程度の快速(線内各停)を天王寺・JR難波方面から乗り入れさすねん。関西線の線路容量を増やさんとあかんようなるかもな。関西線のJR難波-王寺で運転されてる普通の半数を和歌山線に乗り入れさして、毎時1本を高田から桜井線、毎時1本をそのまま和歌山線五条まで運転することも提案したい。王寺を緩急接続でける駅に改造したらなおエエねんけどな。

 国鉄時代末期には各地で随分と手ェ抜いた施策がされたモンやけども、直接吊架式の電化もあかんかったわなあ。単線区間で最高時速85キロの各停ではクルマどころか原チャリにさえも苦戦するわい。線形は結構エエ方やねんさかい、架線をせめてシンプルカテナリーにして、重軌条化・PCまくらぎ導入・1線スルー化を施して、和歌山県下でも数少ない人口集積可能な地域でもある紀ノ川沿岸を成長さして、第二国土軸の地位を勝ち取るぐらいの意気込みでやらんとあかん。つまり、和歌山線狭軌版新幹線を通すねん。

 次回は、その「和歌山線に新幹線走らす方法」を書くことにする。(つづく)

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