E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの鉄道事情大研究・桜井線(2)

 桜井線(万葉まほろば線)は関西近郊路線で、沿線人口密度も比較的高いことから、全国に数あるローカル線の中ではまだ環境的に恵まれてる方やろう。せやけど、奈良ちゅうとことはマンション一つ建てるためにちょっとでも掘ったりなんかしたらすぐに遺跡が出て来るんで、発掘調査に時間やコストを取られてまうことから開発のしにくい地域でもある。逆に、古代史ファンからしたら魅力溢れる地域やねんけどもな。大和国一宮の三輪明神大神神社(「おおかみじんじゃ」と読んだらあかん)は日本で最古級の神社なんで、参拝客を集めるための工夫も必要やな。

 そうは言うたものの、いきなり複線化しても大きい潜在需要の掘り起こしにはならんから、重軌条化や枕木をPCまくらぎに交換するとかの地道な対策をして、全駅を京都または天王寺からの1時間圏内に取り込むことがまず手始めに必要な対策や思う。柳本までを京都1時間圏内にするには桜井線だけやなしにJR奈良線の高速化も必要やけど、巻向及び三輪から天王寺-高田間快速で1時間運転は関西線・和歌山線の現状の設備でも狙える思う。

 京都から「第二国土軸」へアクセスする路線として奈良-桜井間を利用することも考えれる。ほんで、桜井から近鉄吉野線壺阪山まで新線を建設して、吉野口から和歌山線に乗り入れるねん。こないしたら、電車急行として「紀ノ川」や「しらはま」が復活でけるやろう。ただ、泉北高速鉄道泉ケ丘から富田林市を経て葛城市へ至る路線の方が沿線人口密度が高いんで、泉北線からの路線を畝傍附近で繋げた方が収益性が高なって、減価償却も早期に終わる。ただそれやと桜井駅附近に急曲線が残るから、曲率半径をひらげて曲線緩和するための線路付け替えをやった方がエエな。複線化が必要なるんはこの段階からや。

 ただ、第二国土軸の幹線はリニアになる可能性もあるさかい、その場合桜井線は京都・奈良方面からリニアへのフィーダー輸送を担う路線として機能する。仮にそないなったとしてもそれなりの線路容量が要ることになるんで、中長期的には奈良-桜井を複線化することになるんやなかろうか。(しまい)

 次回からは和歌山線に入る。

サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ