E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの鉄道事情大研究・鳴門線

 本四連絡橋のうち道路・鉄道共用橋として完成したんは瀬戸大橋だけで、工事中にマイナス成長に見舞われてしもて、中途半端に終わったんが大鳴門橋や、計画段階から道路専用橋にされて鉄道が通せんようなってしもた明石海峡大橋にしてもホンマに残念やった。多少ムリしてでも明石海峡大橋を共用橋にしとけば、淡路島の大半が神戸通勤圏になったやろうし、鳴門が関西方面からの四国の玄関口になっとった可能性があるからやんけ。本家の川島氏は明石の橋の道路上に併用軌道を設けて急勾配対応の電車を走らすアイデアを開陳しておられたが、それがでけるんやったらやった方がエエよな。

 

 舞子(神戸市)から明石海峡大橋を渡って岩屋に上陸したら、神戸淡路鳴門自動車道にほぼ沿うルートでスーパー特急走らせれる新幹線規格狭軌新線を淡路市洲本市南あわじ市を経て大鳴門橋を渡って鳴門線につなげるねんな。せやけど、橋の建造費を抑制するために鉄道部分は単線しか確保でけてへんし、そこを自転車道にしようちゅう計画が動き出した。ちょー待ってくれーっ!折角の橋をそんなんに使うやなんてもったいないどころの話やナイどーっ!四国新幹線の夢破れた今やからこそ、この橋には高規格在来線を通さなあかんのやんけーっ!

 

 仮に単線しか通せんかったとしても、橋梁部分の通過所要時間は仮に表定速度を120km/h運転としたら2分とかからんねんさかい、橋の両端にポイント番数30以上の片開きポイント式信号場を設けるだけで、ポイント作動時間を考慮しても上下15分毎の運転は不可能とは違うやろう。わしが思うに、明石海峡大橋区間スーパー特急毎時1往復、快速毎時1往復もあれば十分行けるやろから、極端な話が単線非電化でもこなせる思うど。まあ電化せん手ェはナイやろがな。後の2往復のうち1往復は友ヶ島経由の南海線「サザン」で、残り1往復はJR難波発着の阪和線友ヶ島経由のスーパー特急や。貨物も、と言いたいが、補機にEH200でもつけんと明石海峡は渡れんし、大体橋が重さに耐えれんやろう。せやから共用橋にすべきやってんやんけ。

 

 この新生・鳴門線にどないな列車走らしたろか。わしやったら、高徳線を全線電化して徳島駅に電車を初入線可能にして、大阪ー高松・徳島間に毎時1本のスーパー特急うずしお」を走らすな。車両は明石海峡大橋の急勾配を登れる南海ズームカーに準じた性能を持たせもって、しかも250km/h走行が可能なオールM車とする。鳴門で徳島発着編成を分離・併合して、池谷の構内配線を変更して鳴門線高徳線短絡線を設けて高松発着編成はこの短絡線に設けたホームに停車さす。池谷ー徳島間は快速「うずしおリレー号」で結んで高松ー徳島間輸送を確保するか、南海「サザン」などに接続さす手ェもある。後は舞子ー岩屋間区間運転を挟んで、岩屋ー徳島間に毎時1本の快速を走らす。淡路島内には普通列車を毎時2本程度やな。

 

 舞子-鳴門間は新幹線規格の在来線にすんねんから、鳴門線既存区間も行く行くはそないしたい。せやけど、瀬戸大橋線宇野線区間みたいに一部単線のままでもどないかなったある現実があるんで、暫くは単線電化路線のままで様子を観るのもアリや思う。輸送が行き詰まるほどの好調が確認されてからおもむろに複線化すんのが、経営環境が苦しいJR四国の現実的な対応や思われるさかいな。

 

 一番の問題は、これだけの事業に必要な巨額の費用をどないしてひねり出すかや。淡路島は本州と四国を結ぶ西日本の交通の要衝なんで、鳴門線の「狭軌新幹線化」は国策としてやらんとあかん事業やろう。首都高の老朽化対策も震災復興も令和元年台風被害対策も国策として行わんとあかん事業やけれども、東京だけにゼニかけたら後はどーでもエエちゅう姿勢はあかん。さなぎだに大鳴門橋は伊勢ー和歌山ー(友ヶ島トンネルまたは架橋)-淡路ー四国ー佐田岬半島ー(国道九四フェリー)ー佐賀関ー熊本を結ぶ「国土第二軸」の上に乗っかってるねんさかい、複線電化して狭軌新幹線を走らすべき橋やねんやんけ。せやから、それこそ国交省に「全国総合開発計画」で実現でけんかった新幹線基本計画路線限定の「狭軌新幹線特定財源」なる臨時特別会計が欲しいぐらいなんやがなあ。

 

 わしに言わしたら、少なくとも北陸新幹線狭軌のままで良かった。ほしたら信越線・北陸線も存続でけて、並行在来線問題なんぞ起こらんかった。磯部・横川・中軽井沢・御代田・小諸・坂城・戸倉・屋代・新井・高田などの衰退も避けられ、新幹線の停まらん自治体の負担増もあれへんかったやろう。それこそ、高田から北陸線への交直ジャンクションつき短絡線の建造だけで良かってんや。しかも、現在の技術水準でも線形さえ良かったら狭軌250km/h運転も可能やろうし、技術の進展によっては現行のフル規格新幹線並の速度で走れるようなってもおかしない。「四国新幹線」も、次回から話し始める「山陰新幹線」もスーパー特急で実現すんねんやんけ。フル規格新幹線にしてしもたら最後、駅のあれへん自治体は駅のある自治体に富をストローでもって吸い取られてまうんやんけ。

 

 本州の市町村の多くは「フル規格新幹線神話」でもって破壊されてしもたが、四国や山陰などに同じ轍を踏ますことだけは絶対に避けるべきや。フル規格新幹線に拘泥した自民党が主張し続けた「国土の均衡ある発展」の結果がこの不均衡なんやな。旧民主党はもっとあかんかったがの。(しまい)

 

 次回からは山陰線の予定や。