E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

や○きた○じん、冥土に引っ越す(20)

 80年代前後に活躍した毒舌評論家の百目鬼恭三郎の言を借りれば、現在のテレビマスコミは「毒舌」と「ふて腐れて当たり散らしてる」のんの区別すらつかんらしい。昨日(17日)の「や○きのnoマネー」に園子温とかぬかすドタマの足らん映画監督を何の疑問もなしに出しとるねんさかい、そない言われたかてしゃあないやろう。


 毒舌家ちゅうのんは単に毒を吐くだけやなしに、その言説に諧謔性がなかったらあかんと百目鬼は説いてる。毒を喰わされた方が苦悶したり赫怒してまうようではあかんからで、理想は「あ、俺いま毒盛られたんか?」である。わしなんかその点が不十分なんで大阪弁風の文章で誤魔化しとるに過ぎんが、少なくとも自分で読んでおもんないと思った文章は絶対にブログにアップせえへんわな。


 この男はおのれ自身の発言をオモロイとでも勘違いしとんのやろう。せやなかったらあないスカスカな内容のことを平気で垂れ流したりせえへんわな。こら園、公共の電波使うメディアをナメとったあかんぞアホ。


 CMソングが過去にどこぞで聴いたことあるのんばっかになってしもたんは、単に現代のミュージシャンの実力があらへんばっかではなしに、その選曲を担当しとる比較的若い世代が、失敗を恐れで実験的な試みを嫌う更年期のおっさんの機嫌を伺いもってやっとるからやないかて思うねんけどの。それに、現代の若者の無気力は確かに問題は多いとは思うけど、青山繁晴が言うようにその責任の多くはその若者を育てたわしら昭和40年前後に生まれた「新人類」世代や教師連中にあるんは間違いあらへんやろう。


 しかもや、わしらの世代の若い頃はまだ欧米先進国をキャッチアップでけてへんかったさかいその目標は明確で分かりやすかってんやんけ。せやけども、今の日本はキャッチアップモードを抜けてしもたんで、彼らは目標を設定しにくい世代やちゅうことも忘れたらいかん。もっと言うたら、主要先進国の一つに挙げられながら、教育システムが未だに敗戦直後のまんまちゅう後進国然としたテイタラクなんやからな。


 ともかく、テレビがネットに反攻するためにせんならんことは、このテのパチもんの毒舌家を排除して、ホンマモンの毒舌家を育てるこっちゃ。有吉や坂上程度の奴らを「毒舌タレント」やなんて言うてるようではケータイやスマホに勝てる訳あらへんわな。(つづく)