E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(14)

 家族の絆の事例として、父親の単身赴任を挙げとるが、その議論の仕方が気に入らん。こんなんでは、父親の単身赴任で済ますんが当たり前やて誤解を招きかねんど。子供の有無や人数によって自ずとその解決策は変わるモンやて思うし、丁度受験を控えた子供がおんねんやったら、子供が父親の転勤先近くの高校に進学するちゅう選択肢かてある筈やろう。地方の公立高の事情が分かりにくいとか様々な問題があるんは承知の上やが、転勤は月給取りの常でもあるだけに、安易な形で結論に導くんは非常にまずい思うで。




 地域社会についてやが、都市生活者は地域社会の鬱陶しさを感じ、一方で一部の地方では今でもよそ者を排除しようとする。まあ、近所の人がいきなり自分ちにズカズカ上がり込んで来んのも迷惑な話やし、昔、奈良のとある地域で、よそ者扱いされた男が地元中学生を殺すちゅう痛ましい事件が起こったことがあった。せやからどっちもいかんねんて。何で日本人ちゅうのんは真ん中あらへんねん?個人主義は利己主義とは違うし、他人とのつながりがあってこその個性であることを忘れたあかんがな。個人と地域との両立は決して不可能とは違うやろう。




 原発計画を載しとるんはエエが、やはり中学対象ちゅうことでツッコミ不足になるんはしゃあないか。でもの、原発ちゅうのんはの、一昨年の東日本大震災で赤裸々に暴かれた通り、世の中の醜悪さの縮図を学ぶのんには恰好の教材やねんど。いや、社会科ちゅうのんは、世の中のえげつない場面を抉り出すためにあるて思うねんがな。原発利権が太陽光とかの新エネルギー源の開発を邪魔しくさったことは中学生相手でも声を大にして言いたいこっちゃねんけどのう。教科書ではムリか。




 食料自給率をカロリーベースにしたら高なることは、大豆みたいにカロリー高いのをを輸入に頼っとったら当たり前のこっちゃがな。教科書まで農林水産省の陰謀にかかってどないすんのんじゃアホ。金銭ベースでの自給率を併記せんかいドアホ。




 江戸期の日本は鎖国しとったが、その200年の間の一時的には享保天明天保の三大飢饉に際して「易子而食(こをかえてくらう)」ようなヒサンなことはあったにしても、ほぼ完全な自給自足を達成さしとって、北○鮮みたいに恒常的に民を飢えさす愚行はあらへんかった。わしは食糧に関しては経済原理から切り離してもエエんやないかて思うんだがどないだ?(つづく)