E-BOMBERのアホアホブログ

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大英博物館古代ギリシャ展アホアホ観覧記(3)

 この、古代ギリシャ展をやってる都市は、16年前に被災して、未だ「復興途上」にある神戸市である。三宮近くを歩いてると完全に復興したように見えるけど、JR神戸線などの車窓からでも、櫛の歯が欠けたみたいに空き地が見え、復興のままならん立場にある人がいてることがわかる。東日本の震災では、そういう人をでけるだけ少ないレベルに留める努力が求められる。


 んで、アホアホ観覧記の続きである。


58.円盤投げをするアスリート。オリジナルはBC5世紀ミュロン作で、展示されてるのは、AD2Cに複製された「ローマン・コピー」である。ハドリアヌス帝の別荘から出土した、今回の古代ギリシャ展の目玉。


 古代ギリシャでは、運動競技には教育と教練の両側面から奨励されたらしい。当時の競技者はクサ×ギみたいに全裸のフルチンやったが、これは単に大昔でユニフォームなかったからちゅうだけやなしに、若年者の性を意図的に際立たせる目的もあったみたいやな。あからさまに言うたらモーホーのエロオヤヂ的な理由ちゅうこっちゃな。


 ハドリアヌスはローマ五賢帝の一人で、領土拡張政策をとったトラヤヌス帝の幕僚として、ダキア(現ルーマニア)征服に功があった。トラヤヌスに寵愛されその養子となり、帝位を襲うに至る。トラヤヌスの拡張政策から内治政策に転換してダキアを放棄し、ローマはその版図を狭め始める。ギリシャ文化を領地に浸透させようとしてユダヤ人の割礼を禁じたが、これが元でユダヤ戦争を起こされるぐらいギリシャ好きであった。帝は在位中の大半を領地視察に費やしたが、その際、エジプトやギリシャの美術に感銘を受けたらしい。


 第1回近代オリンピックでギリシャ選手は円盤投げで勝てんかったが、それはこの「ミュロン」式のフォームが実際の円盤投げに全然向いてへんかったのに、このフォームにこだわったかららしい。


64.水甕に描かれた競技の練習風景。音楽を奏でて練習リズムを取る役、競技のルール違反をする奴される奴、ルール違反した奴を小枝のムチでしばく教師が描かれている。


70.オリンピア古代オリンピック会場)。中央にゼウスの大祭壇。ゼウスがオリンポス山から雷のドリルをほったらここに刺さった(見たんか?)。何か「高野山アホアホ」の弘法大師みたいやがな。ヘラクレスヒュドラ退治かて、スサノオノミコトヤマタノオロチ退治のギリシャ版てとこかいな。(つづく)