E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

や◯きた◯じん、冥土に引っ越す(33)

 憲法改正のために必要とされる国民投票はともかく、自治体がやたらと住民投票を使うことにはわしゃ大いに疑問がある。現在の代議員制は古代ギリシャとかの直接民主制の失敗に基いて編み出されたモンやのに、それを無視してわざわざ先祖返りさしてどないすんねんな。

 憲法改正にかかる国民投票は国のかたちを決める極めて大事なことなんで、立法府擅制のみでは国を歪めてまう虞ありちゅうことで国民の審判も仰ぐことによる二重のチェックを入れてる訳やから話は別や。しかも、住民投票には法的拘束力のあるのんとないのんとがあってややこしいし、与那国島みたいに中学生や在留外国人にまで投票権を付与するやなんてムチャムチャな運用されることが実際に起ってしもた。

 いずれにせえ住民投票制度を乱用すると、地方議会は議場が紛糾して収拾のつかん議案を安易に住民に丸投げしてしもて、それこそ議会制度が形骸化してまう危険があることだけは抑えとかんと大失敗するど。外国人に地方参政権やなんて論外や。日本国民の主権を何や思とんじゃい民主のアホめ。住民投票した結果が「◯◯島は日本の領土ではなく◯国の領土や」てなったらどないしてくれんねん。法的拘束力の有無がどうあれ、要らざる国際紛争の火種になるだけやないか。

 例によって「委員会NP」の話だが、「徴兵制導入を前提とした憲法9条改正」とは、番組盛り上げのためとは言えムチャな前提やのう。竹田宮殿下らの言われる通り、今の自衛隊は装備が近代化しとるんで、コンビニ前でウンコ座りしてヨタッてるような連中は使いモンにならんばかりか足手まといなるだけや。まさか、どこぞの国や地域を侵略して植民地支配する訳でもあらへんのに、小銃・銃剣と手榴弾とかだけで武装した歩兵・狙撃兵なんかいらんやろう。そんでのうても我が国は四方を海に囲まれとるんで国防の主体は海と空にあんねんさかい、旧来型の陸軍の出番は敵兵が上陸したときぐらいやろう。ISIS制圧にしたかて市街戦が中心になるやろから、ロボットとかをつこたハイテク戦闘がこれからの主力になるて予想される。

 死刑存廃論についてだが、わしは一般予防説(刑罰の目的は無辜の民を犯罪者から守るためにあるとする学説)も理解できるが応報刑論も理解する。一方で抑止論は一定の効果はあるが前科者の再犯率が高いことから限界があるやろけれども、それと同じ理由で特別予防説(刑罰の目的は犯罪者を矯正することにあるとする学説)にも否定的な立場を取らざるを得ん。せやさかい、人を故なく殺した奴はしけえなのだ。

 消費税については宮崎哲弥の意見に最も説得力がある。不況時に税率を上げると税収が減る逆効果があるのは5%にした時と8%に上げた時とで立証されてんさかい、来年再来年に上げるんはまだ早いやろう。まだデフレ脱却してへんねんからな。せやけど、全ての国民から平等に徴収できる点では直接税における不公平感の是正にもなる利点はあるし、マイナンバー制度導入によって所得の把握が簡単にでけるようなるさかい、低所得者への還元さえ行われるんやったら現在の直接税依存度の高い税制よりも有効になる可能性は高い。わしも中長期的に消費税率引き上げに賛成するが、富の再分配機能が減殺される軽減税率導入には反対である。

 「原発が自分の住んでる町に来る」ちゅうのも乱暴な質問やなあ。大和川ぐらいの水量では原子炉冷却なんかでけんやろし、日本では内陸部には造れんやろう。それにや、「トイレのないマンション」など論じるまでもなしにあかんに決まったあるやろう。

 番組では投票日の関係ででけんかった「大阪都構想」は、短期的には自民党府議団の言うことが正しいと思えるが、長期的には大阪維新の会の主張の方に分がありそうに感じる。府民の間で意見が真っ二つに分かれてるが、都構想賛成派の多くは漠然とした危機感から賛成し、反対派の多くは「大阪市がのうなるんが嫌や」て情緒的な理由で反対しているような印象を受ける。これでは投票箱のフタを開けてみるまで分からんなあ。(つづく)