(5)を書いて疲れたが、ギョーザとカラムーチョで一杯引っ掛けたらとりあえず気力は復活した。ミドルドープ状態やけど、アホアホ美術観覧記を書き進める。
112.ソクラテス小像。「ソクラテス」と聞いて、野坂昭如のCMを思い出す世代なんで、わしもおっさんや。うちに、「サ○トリーゴールド900」のおまけの、このソクラテスの顔が底のグラスあったかもわからん。もうほったかもわからんが。ちなみにわしが今呑んどんのはト○スやw。
人間の良心を体現したような大哲人であったが、権威者の顔を潰すんが好きやったんがアダんなって、獄中で毒を仰ぐことになってしもた。
119.腕にかみつく少年の像。お手玉遊びで「八百長」やりよった相手の腕に、怒りのあまりかみつく少年の図。古今東西、世に八百長の種は尽きまじ。
120.アフリカの少女の顔を象った水差し。「少女」ちゅうより、「楽しんご」か?何も注入していらんが。
121.こっちの水差しはサンコンさんや。
122.竪琴の名手で亡妻に操を立ててるオルフェウスを襲う女の図入りの器。槍を持つ女の腕に刺青が覗くのは、彼女が外国人(トラキア人)であることを示す。何かこの彫り物蛇にも見えんでもないんで、安珍オルフェウスを襲うトラキアの清姫ちゅう「道成寺伝説」のアテネ版か?
127.ディオニュソスの従者シレノスの小像。酒神ディオニュソスは美男なんで、悪酔いしてゲロ吐くやなんてイメージは極力払拭しやんとあかん。せやからこの美神の眷属やのに、従者はブサイ役回りさせられとるんやな。あわれじゃ。
128.拳闘士。135.拳闘士のモザイク画。ボクシングの歴史が古いことがわかる。軍事教練の「徒手格闘」として重んじられたんかもわからんな。
どーでもエエけど、最後までクサ×ギ調フルチンスタイル多かったな。今から四半世紀以上昔、「関西方面」のとある大学生が、
「男のケツは見飽きた」
ちゅう名言を残してたんを思い出した。蓋し名言なのかただのアホなのか?
これにて、古代ギリシャ美術アホアホ観覧記の一巻の終わりである。(しまい)