このシリーズも4回目である。つまり、そんだけ見応えのある美術展やったちゅうことでもある。
77.字を書く少女の座像
78.読みのレッスンする教師と少年の像
ギリシャは人類初の民主政国家を樹立したが、広場(アゴラ)で議論でけるだけの教育受けられて、直接民主制に参加でけたんは、一部の上層階級に限られとった。
86-88.武具。「ポリス」はよう「都市国家」と訳されるが、この訳が適当かどうかには議論の余地があるらしい。人口30万を数える「ポリスアテネ」はアテネだけではなしに、アテネに同調する近隣のアッティカ地方の集落との緩やかな連合体であったらしいが、他のポリスは人口数千から数万程度の小さいモンやったみたいや。かように小さい単位の「国家」やったんで、防衛には力を入れざるを得ない。ペルシアの大軍を撃退でけたんは、個々の兵士の訓練の成果や、民主的な体制の下で、戦略・戦術が高度に磨き上げられ、海軍力を上げるのに役に立ったのかも知れない。ペルシア海軍をサラミスに誘導して潰滅さしたテミストクレスの軍事的手腕も無視でけんやろうが。
100.少女の墓碑。適齢期前に亡くなった少女の墓碑まで掠奪すんねんさかい、大英博物館もえげつない。
101.警句の碑文入り墓碑。「死ねば美醜など関係あるか」て刻んだあるちゅうことはやな、この下には美男が葬られてへんちゅうことか?死者にムチ打つみたいな碑文彫ったあかんやろう。
次回は、「性と欲望」がその内容の中心になる予定である。もしか、わしのブログ最悪のえげつない記述になるかもわからん。(つづく)