E-BOMBERのアホアホブログ

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中堅技術者て何や?(3)

 技術者・研究者たちが、今までにない新しいモノを発明でけるまでに、彼らの脳ミソの中でどないなプロセスが踏まれておるんかを考えてみた。


 仮に、周りに質問でける人がおらず、しかも参考文献も一切なしとした徒手空拳の場合としよう。そこに発明の元になる、ある「問題」が発生すると、その問題を解決しようと、脳ミソん中の知識(受動素子)や経験など(能動素子)の一部が活性化し(全部が働くことはまずない)、ある出力を出そうとする。無論出やん場合も多い。出て来えへん原因は、知識量の不足、経験不足などが一番多そうやな。無教養であるいうことは、知識が足りんだけとちごて、思考のパタンが限定されておるちゅう点での経験不足も指摘されよう。知識が理系ばっかしに偏っとるとこの傾向は顕著になるみたいやな。せやさかい、技術者もある程度の教養がなかったあかんねん。


 自分ひとりで問題を解決でけん場合、他人に相談するんが一番て考えるんが、まあ自然やろ。実際そないすることで解決でける問題も多いわな。せやけど、その程度で解決でける問題の殆どは、所詮、大した問題と違うのんも事実やろの。


 人に聞いても解決でけん問題の解決を諦めるんが、まあ、「中堅技術者」ていわれてる連中の実態と見て大きい間違いとは違うやろう。その問題にかて、しかるべき専門書やら原著論文やらを読んだら解決でけるモンが少なからずあるはずや。せやけど、


・文献の探し方がわからん(絶対的な勉強不足で、何を見たら載ってるかがわからん)。

・文献はあるが、読んでもわからん(読解力不足、英語力不足、基礎学力や技術力の不足など)。


ちゅう、どうしようもない問題がある。こうなると、無教養どころの騒ぎと違うわな。


 文献を渉猟し尽してもなお解決でけん問題を解き明かすには、上に書いた「徒手空拳」状態に戻るが、そこで答えが出るか出えへんかが「中堅技術者」と「真の技術者」の分かれ目やろう。新しい技術を開発するんは、新しい学問分野を構築するんに準じる位の力が要求されるんやから、大変なモンやで。


 教養ちゅうもんは、人文・社会各12単位を大学で取得した程度でつくモンとは違う。せやから大学のでけることにはおのずと限界がある。ほな、大学、特に工科系単科大学はどないしたらエエんか?それを次回に書くことにする。