E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・豊橋鉄道

 静岡に静鉄、浜松に遠鉄と来て、豊橋にも豊鉄アリや。豊橋政令市とは違うけども三州東部の中心都市で中核市でもある。その豊橋市には今や全国的にも珍しい全線路面区間の電車(東田本線(あずまだほんせん);市内線)が走る。

 

 この路面電車は急曲線を物ともせず走り、井原から同線運動公園前支線に入るときに曲率半径11m(R11)を曲がることや、冬には車内でおでんが食える「おでんしゃ」で有名や。しかもこの市内線、井原まで7分ヘッドで走るさかい、その頻度は大都市地下鉄並みや。地方都市でもどっこい生き残ったある路面電車はエエもんやなあ。

 

 一方、渥美半島方面へ行く渥美線(鉄道線)も、地方中小私鉄ながら、ほぼ終日15分ヘッドで運転するなど、豊橋三河田原両市民の生活の足として定着したある。渥美線は戦争の影響で三河田原ー黒川原間が不要不急路線として軌条が撤去され、戦後復活することなしに廃線なってしもたんは至極残念で、戦争なかりせば、最終的には伊良湖岬まで延伸されとったんやなかろうか?

 

 これらの路線を運用すんのが名鉄連結子会社豊橋鉄道やけども、決算だけでなしに、線路も名鉄名古屋本線と連結して欲しかった。まあこれも長期的な課題になるやろな。

 

 それにや、豊橋伊良湖岬間には国道42号や同259号も走り、前者は航路を経て鳥羽に通じ、後者は豊橋ー田原ー伊良湖間のバス路線(豊鉄バス)として機能したある。渥美半島にはこれら国道沿線に集落が点在しとって、田原以西でもそれなりに鉄道のローカル輸送が成り立ちそうな雰囲気がある。これに加え、豊橋伊良湖岬ー鳥羽(中之郷)間を高速鉄道と高速艇とで結んで、第二国土軸の一環に加えることがでけたら、渥美線は地方鉄道から幹線鉄道に進化する。さらには、神島と答志島とを橋脚とした鉄道橋を架け、線路を参宮線につなげたら、渥美線狭軌新幹線に大化けするで。まあそんなん豊鉄単独で成り立つ事業とは違うけども、名鉄豊鉄の他に国や愛知県・三重県JR東海JR西日本が共同でかかれば、決して夢では終わらん思う。これも長期的課題としたいの。

 

 でもまあその前に、渥美線の当面の課題を挙げることにする。この路線は地図で見る限りは線形が良さそうなんやけど、実際は急曲線が連続する軽便鉄道級の路線で、電車が思うようにスピード出せん。せやけど、線形改良したくとも、沿線は結構建て込んどってそれもおいそれとは行きそうにナイ。まあまずは次の中期的対策を行うために、経営合理化を徹底するぐらいしか手ェはなさそうや。

 

 中期的には複線化準備工事をしたいとこやけども、豊橋市内にそんな用地はなさそうや。そこで、一部区間で路線を移転して、国道259号の地下を掘ることが考えれるな。踏切があるとスーパー特急は走れんので、地下化と立体化を徹底さす。複線化は橋が架かってから行い、最初は単線運転とする。

 

 長期的には鳥羽まで橋を架けもって、東海道線東京方面からの直接乗り入れを可能にするために二川附近から渥美線への連絡線を造り、東海道線からスーパー特急を直通運転さす。この列車は橋を渡って参宮線紀勢線亀山経由で関西線に乗り入れ、奈良からJR難波や和歌山へ向かわす。これで本州までの第二国土軸の完成やな。こっから先、友ヶ島水道にも橋が架かれば、第二国土軸は淡路島を経由して四国へと延伸する。

 

 渥美半島の先には志摩半島だけでなしに、関西・四国・佐田岬半島から佐賀関半島を経て熊本・長崎までの道がある。豊橋にはその道の玄関口になる可能性があんのやさかい、着々とその準備を始めたエエのやなかろうか。もっとも、東海道線の直通運転がでけるようなったら、豊橋市は通過してまうやろけどな。(しまい)

 

 次回は飯田線の予定や。