E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(10)

 電気・電子の専門家でもその用語の使用に混乱が見られるんが現実や。何でや言うたら、彼らは電気の専門家ではあっても用語の専門家やあらへんからや。ただ、一部の大学教官には学生や特に院生らへの指導を通じて正しい用語を使うよう指導する姿勢が見られ、わしの場合も院生のときにたまたまその恩恵に与ることがでけただけや。輪講のときとかにおかしな用語や日本語の使い方しとったら即座にツッコミが入ったモンやったで。

 それで最初に挙げるべき例は「部品」と「素子」と「デバイス」の違いやな。実際、これが全然分かってへん人が電子工学用語辞典を書いたり編んだりしとるんやからどもならん。この違いが分からんかったら、今回書く「アクティブフィルタ」かて、トンチンカンでワケワカメな内容なってまうやろう。


アクティブフィルタ

active filter

 受動素子のみで構成されたパッシブフィルタ(定K型フィルタや誘導M型フィルタなど)に対して、トランジスタなどのデバイスオペアンプのような集積回路も用いて構成されたフィルタのこと。

オペアンプ・デバイス

[詳説]フィルタに信号の増幅が可能なオペアンプなどを用いることにより、パッシブフィルタでは実現不可能な通過・遮断特性を得ることができる。また、電源ハムなどの雑音やチャタリングの除去など、受動素子の組み合わせだけでは得られない機能をフィルタに持たせることも可能となる。但し、設計が困難な上に高電圧または大電流の回路やUHF帯以上の高周波回路に用いるには不向きであり、高価で電力を消費するなどコスト面でも不利で、しかも動作の安定性が悪いという欠点もある。

→エリプティック特性・チェビシェフ特性・バターワース特性・ベッセル特性・ルジャンドル特性・チャタリング

(本文ここまで)

 部品・素子・デバイスの違いについてはそれらの項目で詳細に説明したい。これら用語をエエ加減につこてると、自分のためにならんばかりか部下や後輩の指導にも悪い。特に、受験時に国語がいらん私立大出身のエンジニアは気ィつけるべきや。しかも、私立大には私立大出身の教官が多いんで、用語の使い方をちゃんと習得でける環境が得られにくいこともあんのや。因みにわしも学部は私立やけどな。