前回書いたように、京阪本線には京都・大阪双方にターミナル駅が多い。せやから、特急はこれらターミナル駅同士を結ぶ都市間輸送に専念するんがエエ思う。
ただ、中書島は京阪宇治線と連絡してはおるが、宇治線は盲腸線なんであんましご利益があらへん。せやから、中書島の人には悪いけども、ここは特急通過した方がエエ思う。
現在の昼間時ダイヤは、毎時特急6本・準急6本・各停(萱島―中之島)6本と、昼間の急行の役割を特急が兼ねてる。他の車両よりもアコモがエエ特急車両を沿線全体でつこてもらえる利点はあるけども、こんなんでは阪急京都線とおんなしで京阪間の競合に参戦でけん。
せやさかい、特急は丹波橋―京橋ノンストップ運転にすることを提案する。ほんで、特急の半分は中之島線に乗り入れて、線内は渡辺橋のみ停車とする。朝夕は樟葉・枚方市にも停車して、通勤客にも指定席とかをつこてもらえるようにすんねん。
準急の半分は快速急行に格上げして、枚方・寝屋川などへの速達輸送を図る。ほんで、準急の停車駅を絞って、快急を補完する。停車駅は、出町柳―東福寺間各駅と、丹波橋・中書島―枚方市間各駅・枚方公園(土休日のみ)・香里園・寝屋川市・萱島・守口市・京橋以遠各駅とする。各停の運転区間は枚方市―中之島間とし、宇治線各停は三条始発とする。但し、出町柳から叡山電鉄に乗り入れする場合は4両編成もあれば十分なんで、そん時は快急と準急を三条始発にして、各停を叡山線に乗り入れさす。京都と枚方市・寝屋川市の間の輸送パイプが若干細なるんが問題やけども、これまで輸送力過剰気味やったんが正常化されるんやさかいガマンされてや。
ホンマやったら、特急全列車を中之島に乗り入れさしたいねんけども、御堂筋線と連絡する淀屋橋の乗降客数がまだまだ突出して多いし、中之島線が閑散としとるさかい現状ではムダと言わざるを得ん。でも、わしが京阪の利用客やとしても中之島線利用するとしたらせいぜい渡辺橋駅ぐらいで、それも堂島とか朝寝新聞大阪本社の入ったある中之島フェスティバルタワー(一名ヒステリーババタワー)に行くときぐらいで、それ以外あんまし用はナイな。渡辺橋駅から大阪んめだまで歩けん距離ではないけども、ヨドバシとか行くんやったら京橋で環状線乗り換えるわ。
やっぱしここは中之島線の駅をどないかせんといかん(一部東国原調)。淀屋橋と大江橋を連絡通路で結ぶ計画はあるそうやが、御堂筋線淀屋橋から大江橋にもシュッと行けるようにしやんと、なかなか利用の転移は起こらんやろな。次回は中之島線の活性化の可能性について考えたい。(つづく)