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速報・中共崩壊への道(76)

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 昨日(1日)、レコチャとサーチナに、北京大国家発展研究院関係者の今年以降の中国経済に対しての見解(和訊網)が掲載された。その内容が色んな意味でオモロイんで、その概要を記して論評を試みる。

―2016年中国経済は大きな苦難に満ちた1年になる可能性あるも、戦後に輸出主導で勃興した日本と同様に中国も発展する。

―日本は「中所得国の罠」に陥らず、先進国の仲間入りを果たした。この罠を回避して成長を続けることは容易ではない。

 (なお、「中所得国の罠」とは日本の内閣府の見解では、「国家の発展パターンや成長戦略を転換できず、成長率の低下や長期低迷を起こすこと」とされてる)

―中国も投資主導の経済構造から、消費の喚起・製造業の高度化を目指しているが、経済成長率が鈍化している通り、その転換が円滑に進むかが課題である。

―現在の中国はバブル崩壊前の日本に酷似しているが、中国が米国に追いつく上で当時の日本以上のアドバンテージがある。それは広大な国土・欧州の2倍の人口・欧州を上回る地域間格差だ。

―上海の平均収入は米の1/4まで向上するも、最貧省と上海の間に大きな開きがある。しかしながら、この大きな開きこそが成長の原動力になり、発達の遅れている地方には投資の余地が多く存在することを意味する。

―今年は国難でも、3-5年、10年後を見据えれば中国は自信を持てる。

 学問の自由のあらへん中国にしては、なかなかにようでけた論文ではある。これは皮肉やなしに、限られたリソースを振り絞って、ようここまで仕上げたのうと感心せざるを得ん。

 せやけど、もしか日本の大学で中国経済を専門にする院生がこれと一緒の内容の論文書いたとしたら、指導教官から即刻留年ないしは退学を命じられるか、コースの変更を勧められるかのどっちかやろうな。日本共産党入党とかでもエエんやなかろうか。

 まず、今年は大きな苦難を迎えるとしながらも発展するとは、一体どっちやねんと問いたなるわな。他の研究者の論文にも同様の傾向が見られることからして、中国の経済専門家には統合失調気質の持ち主しかおらんみたいや。

 でも、日本が罠に陥ることなしに先進国化したことを率直に認めてる部分は首筋がかいなって来るものの、中国の研究者にしては結構ズバリと書いたあるとこは素直に評価してエエやろう。

 経済構造の転換はバブル崩壊後の日本の課題でもあったが、「失われた20年」の中でも主要先進国から零れ落ちることなしに踏み止まれたんは、そんだけ産業界が技術力などを持しとったからで、政治が頑張ったからやナイことを付言すればもっとエエ内容なったやろう。

 こないだの春節でも中国人観光客がどっと日本に押し寄せたけども、従来の「爆買い」はやや下火になった。これは、中国国内で生産される商品の品質が良うなったからやと米国のマスメディアが書いてござる。真相は、日本などの企業が中国国内で生産してる商品がようやっと正当な評価を得られるようなったんが実情や思うど。日本で買うた便座が実はメイドインチャイナやったことに愕然とする観光客も多かったやろからのう。つまり、内需の拡大要因は海外の製造業にあって、国内産業の高度化は足踏み状態にあると見るんが正しい。

 国土が広大ちゅうのはエエことばっかとちゃうど。中国は肥沃な大地がどこまでも続くようなとことちごて、地図で沙漠のマークで示されてへんとこでも、日本人の目ェから見たら実は沙漠やったちゅうとこが河北・河南とか沿岸部に近いとこまで広がったあるねんからの。ほんで、西部の辺境地帯では農民の子弟の小学生が寄宿生活を強いられとって、とてもやないが高度な教育を受けれるような環境にあらへんねんやんけ。学校通えるだけまだマシやとも言えるねんど。

 高等教育を修得した人材を大量に確保でけんで、しかも年間降水量が数百ミリ程度の苛烈な気象条件下でハイテク産業なんか興せる訳あらへんやろがアホンダラアホ。北京大学ちゅうとこはどの程度のレベルなんかしらんが、日本で経済学を専攻する学生やったら、農業大国ならな工業大国なれんことぐらいしっとって当たり前やぞアホ。しかもや、地域間格差の拡大は政情不安の原因なるさかい、むしろ成長の足を引っ張る要因なる。

 ここには、発達の遅れとる地域には発達が遅れる原因があることを意図的に捨象して、中国共産党中央政治局常務委員の皆様方のご機嫌を取るための涙ぐましい努力が垣間見えるねんやんけ。それに、悪いが中華人民共和国は持って3年ぐらいで、5年先・10年先はあらへんよ。こない見通しの悪い経済学者は中国以外では使いモンにならん。

 今の中国で最も重要な施策は、高度な製造業を育てることやなしに、地道な治山治水による農業の振興や。わしは中国のことを「夏王朝からやり直せ」言うことがあるが、いっそ世界平和のために「北京原人からやり直して絶滅してまえ」言いたい。因みに、中国人は自らを北京原人の末裔に仕立てたいらしい(ほしたら、世界最初の人類として文明を拓いたんが中国なるからやそうや)が、残念なことに北京原人は絶滅人類で、現代人の祖先はスーダン大地溝帯から出たアファール猿人(アウストラロピテクス・アファレンシス)が定説なったある。見たんか?

 兎にも角にも、人民が食品に毒入ったあることを怖がっとるようなとこは工業大国どころか農業大国ですらあらへんのだが、そのことを全然理解でけんパチもんの経済学者しかおらんこの国に明日はナイ。(つづく)

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