E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(12)

 EUヨーロッパ連合)の現在の危機的な状況は、政治統合を後回しにして経済統合を優先させるちゅう、アメリカ合衆国と逆の手法を取ったからとの指摘があるんやが、ベルリンの壁崩壊後の民族意識の高まりの中で、果たして政治統合が可能やったのかは大いに疑問やと思う。




 それに、国家意識が希薄になることをマイナスであるとする考え方も、必ずしも健全とは言えんやろう。大抵の国の憲法には、国民に国家に忠誠を求める条項があるが、不健全な国家に忠誠を誓う義務を国民に押し付けるんは非民主的なことであり、なるべく穏便な方法で政権を倒すことを可能にする制度が担保されてこそ、国家も国民も健全でおれるんと違うのか。わしは革命賛美をするつもりはあらへんが、現状を唯々諾々として受け入れれる程に人間はでけてへん。




 話は少々脱線するが、桜宮高校の暴力教師による生徒自殺の問題で、マスコミの大半が同高体育科・スポーツ健康科学科の入試を中止させた橋下のコスプレを批判し、しかも多くの人がそれを支持したことに、日本人の公民としての意識の低下を感じざるを得んのである。




 もし、同高がマトモな教育環境を整えておるとしたならば、入試中止は暴挙として批判されて然るべきやろう。ところが、教職員だけやなしに、生徒や保護者にまで問題があることが明らかになっとるのに、入試中止を批判するんは短絡的に過ぎるで。この暴力顧問の手下の副顧問やコーチ(同高OB)が顧問の暴挙を止められんかったことから、この学科には顧問や副顧問らと同質の人材を再生産する危険性があるて推定でける。それに、保護者が暴力顧問の嘆願書を書いとることからして、第二・第三の暴力顧問を哺育する環境が整ってる可能性も否定でけん。ちゅうた具合に、この顧問を懲戒免職するだけで問題が解決でけんと思たから、橋下は入試を中止させたんやろう。同高生徒による橋下を脅迫するツイッターまで出とる有様では、学校関係者も反論でけん筈やろう。




 当然に学校も社会の一部であるからには、社会を混乱させる原因であることは絶対に許されん。せやさかいに、現在のようにアホな親共の都合でスポーツ推薦による大学進学の手段に成り下がっとる高校はいらんのである。(つづく)