E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(22)

 中国の軍事誌「米爾社区」(9日)によると、中国はこの50年内に6度の戦争をするとの予測を立てている。

 その内訳は、1回目は20-25年の台湾統一戦争、以下25-30年の南沙・西沙奪還戦争、35-40年には対印戦争、40-45年は尖閣琉球奪還戦争、45-50年には蒙古統一戦争、55-60年は仕上げに対露戦争であるとしている。

 確かに、この期間に6度の戦争を行うなんてことは決して荒唐無稽な話ではないと思う。ただ、人民解放軍はあくまでも国内の反革命分子を鎮圧することを主目的としているので、対外戦争を行うことはまずあるまい。と言うか、戦う力などあるまい。戦う相手は国内にアリだ。

 わしの予測では、15-20年前後には中共が大いに傾いて台湾統一戦争を戦う余裕などなく、最も鎮定しにくい東トルキスタンでの独立戦争を戦うことになるだろう。これにはゲリラ戦に長けたイスラム勢力がウイグルのバックにつくので、人民解放軍は勝手の悪い戦を強いられるだろう。これが1回目。

 そして、新疆の分離独立に刺戟されてチベット独立戦争が勃発するが、国際的に孤立した中国を支援する国は韓国の他にパキスタンぐらいしかなく、西側やASEAN諸国などは独立を支援し、中国と同じくこの地域に影響力のあるインドは独立チベットの方が与しやすしとの判断から中立を宣言するが、米国との柔軟路線の下に、カシミール帰属問題を争うパキスタンを牽制する動きも予想される。ただ、ドサクサ紛れにアッサム・シッキム(錫金)のインドからの独立運動勃発も考えられる。これは中国の狙い通りでもあるが、戦域の拡大や戦局が泥沼化する危険も大きい。これが2回目。

 3度目は、新疆・西蔵の独立から民族意識が俄かに高揚した満洲民族との独立戦争。ロシアはインドと同様の理由で満洲独立を支援すると思われる。これはまた、延辺朝鮮族自治州の独立か高麗(チョソン)帰属運動をも引き起こすから、これへの介入が4度目。朝鮮半島絡みだから米軍も参戦するだろう。

 他にもモンゴル族・苗族・回族などが独立運動を起こす可能性があることから、これでもう6度をクリアする。それに、呉越は戦国の昔から現在に至るまで仲が悪いし、一度中共のタガが外れたら最後、砂粒の如く親和力のないバラバラな民族性の中国人は、四分五裂どころでは済まなくなるだろう。大陸で漢民族を中核とする国民国家が誕生する見通しは暗い。こうして黄文雄の予測通り、中国は地図上から姿を消すことになるのであろうか。

 ともかくこの軍事誌の予測は、中国がこれからも「保八」(年率8%の成長を保つ)を続け、しかも日米ロ印が衰退を続けることを前提としているが、今年に入ってその成長に急制動がかかっていて、保八や「保七」どころかゼロ成長も怪しくなってきている(国内の石炭消費量が前年度割れを起こしているなど、既にゼロもしくはマイナス成長に入っていると推測されている)。中国の工業力は足腰を伴っていないハリボテでしかなく、しかもインドやインドシナ諸国も猛追していることから、前提自体が空想でしかない。

 現代の戦争は3M(人・モノ・金)だけでなく4M(3Mに加えて、多数派(マジョリティ))を握ることが勝利に欠かせないと言われるが、覇権主義を剥き出しにして国際的に孤立を深める中国が多数派を握れるとはとても思えん。ましてや中華新秩序が欧米合理主義に取って代われるとも考えられない。このようなことから、大陸で漢民族を主体とする国民国家が誕生する可能性は極めて低く、むしろ中国は大規模な内戦に突入するか、国連または多国籍軍による信託統治領となる可能性すらあるだろう。