E-BOMBERのアホアホブログ

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「よそ者」こそが日本を救う(1)

 川島令三氏のマネをして全国の鉄道事情についての私見をブログに書いてるわしやけども、それを書くために全国各地に存在する赤字地方交通線の実態を調べるにつけても、営業環境が年々悪化する状況を度々見せつけられ、さすがにげんなりしてまう。

 

 赤字ローカル線の維持が難しなって行く原因にはモータリゼーションの普及や高速道路の開業などによる高速バスの攻勢などのライバル増加も大きいけども、やっぱしその根本には地方の過疎化がある思う。人口が増加せんでもある一定の水準さえ維持でけたら、鉄道もそれなりに利用がつくはずやからや。

 

 それに、日本の田舎の風景の魅力は外国人観光客にも注目され始めるようなったあるねんさかい、日本人の目ェからしてもその魅力は変わらんはずや。せやのに何で日本人観光客から見向きもされんのやろか?ほんで、田舎暮らしに憧れる都会人かて多いんやけども、その多くはリタイヤ後の高齢者が中心で、地方の人口増加への影響はほとんど期待でけん。そればかりか、田舎暮らしを始めたはエエが「こんなはずやなかった」て思うぐらいえらい目ェに合うて、結局都会に逆戻りする人も少なからずおるとも聞く。

 

 そこで少しネットで調べた所、地方にはその「地域社会」に問題があって、それに都会人が馴染めんみたいやねんな。早い話が、地域住民による「よそ者」の排斥や。

 

 地方回りをさせられてるマスメディア関係者によると、地方の住民に突っ込んだ話を聴こうとインタビューしようとしたら、二言目には「よそ者に話してもなあ」とか「よそ者に何が分かる」ちゅうセリフが返って来るそうやがな。これが21世紀の日本の地域社会の実態やとしたら頭の痛い話やけども、それが現実やねんさかいしゃあない。

 

 せやけどもこれだけは言える。そないやってよそ者を排斥するような姿勢の集落はほぼ例外なしに亡びてまう、てな。よそ者を排斥するちゅうことは古い時代から連綿と続いて来たその地域の慣習やしきたりを絶対に変えたないちゅう徹底した保守主義があるからで、それは平成生まれの世代にとって受け入れ難いモンであるはずやからや。それにや、伝統ちゅうのは単に旧習を墨守することとは真反対で、むしろ時代に即して変わって行ったことの証でもあんねんからな。

 

 ある地域がよそ者を排除する原因は、その地域の長老やら顔役やらにあるんやないかて思われる。ほな何で彼らがそないなことすんのやろかちゅうことを次回に書くことにする。(つづく)