E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(33)

日本が領土などの主権についてようやっと認識するようなったんは維新後からやった。醒めるのが遅すぎやが、昨今の領土を巡る外交の混乱を見とったら、まだまだ醒め切ってへんのと違うか。 樺太・千島交換条約によって、千島全島の領有権が我が国に帰属するこ…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(32)

水戸さんが印籠見したら悪代官らが土下座して「へへーっ」ちゅうのんを外国人は理解でけんらしい。「あの印籠から放射能でも出てるのか」て聞いたときは大笑いしたが、戊辰戦争で錦旗出動には佐幕側が途端に戦意喪失したちゅうのんはこれと一緒で、日本人は…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(31)

幕末・維新となると、西郷隆盛の美化が定番やけど、案の定ここでもそれが平気で行われとるんがガマンならん。鹿児島人がしばきに来るんを覚悟しつつ、西郷を扱き下ろす作業を始める。 西郷が戊辰戦争で勝利を収めることでけたんは、その緖戦で薩摩藩邸に集結…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(30)

近現代史の批判は近世史以前のそれよりも難しい。せやけど、歴史は近現代史が肝やねんから、心してこの問題教科書の批判を続けたい思う。 幕末の閣臣で維新後に刑死した小栗上野介忠順は「江戸幕府は『何とかなるだろう』と言い合っているうちに倒れた」と語…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(29)

歴史は過去の成功と失敗とから教訓を得ることが目的で、この教科書にはその意識が大いに欠けとるんが最大の問題であると最初に書いたが、それは幕末史にも大いに発揮されてて困ったモンや。 黒船来航はこれまで潜んでた幕藩体制の矛盾が一気に吹き出す契機に…

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(28)

今年の8月はえらい暑かった。まるで、夏みたいやったのう(月亭可朝調)。 さて、歴史ちゅうのは言うまでもなしに他の学問への入口やのに、この教科書ではそれについての意識が極めて低調である。 「歴史絵巻~近代1~」で、「朝鮮半島は、日本の生命線と言…