E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

中国語の「電気・電子回路」(1)

 電気主任技術者試験(いわゆる「電験」)の勉強を始めたわけやが、陸技試験でも「無線工学の基礎」だけは一発でクリアでけたし、まあ大丈夫やろうと多寡をくくっとった「理論」の過去問でも、合格点ギリギリの年度があったんで、やっぱし学部時代に使とった専門書のお世話になることになった。


 せやけど、卒業してからかれこれ二十年、座右の書やった「改訂電気回路理論」(末崎・天野共著・コロナ社)も、装丁が随分草臥れてきた。そこで、中国人研修生が会社に置いて行った「電工技術与電子技術・上冊」(王鴻明・編・宗孔徳・審・清華大学出版社;もちろんいわゆる「中文簡体」で書かれとる)に目が止まり、持って帰って眺めてみることにした。これは要するに中国語版「電気・電子回路」やな。


 周知の通り、中国語には日本語のかなに相当する文字はあらへん。せやさかい、西洋人であれナニ人であれ漢字が当てられる。そらまあ、克希荷夫定律(Kirchhoffの定理)いうたら外国人てわかるで。せやけど、戴維南等効電路(Theveninの等価電圧源)て、中国人と勘違いされへんのやろかと、他人事やけど考えてまうなあ(実際、「戴」ちゅう姓は中国にあるしの)。


 電阻・電感・電容(R・L・C)は「電脳」みたいに日本語化せえへんやろうけど、ブリッジの「電橋」は文字数節約になりそやし、個人的にノートとかで使たろかいの。ほんでから、簡体字は一部の例外を除いて日本の漢字よりも画数が少ないんで速うに書ける利点があるんで、例えばわしも「電気」の「電」は雨冠を略して書いとる。速記術を使えばもっと速く書けるかわからんが、さすがにそこまではムリや。


 今回初めて書く「電気屋」ブログは、およそ純粋の「電気屋」からはかけ離れた内容になってしもたけど、恐らくこんなん他に例があんましあらへんやろう。当分これはシリーズとして、中国語の電気・電子の文献とかで気になった表現とかをピックアップして何か書いたろかと思う。