E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道 (231)

決潰が懸念される三峡ダムについての記事をネット上で探しとったら、「委員会NP」で中国寄りの発言を繰り返しては辛坊治郎にイジられとる近藤大介・週刊現代特別編集委員の記事にぶつかった。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61218?page=2

 

『私は、台湾メディアも中国メディアもウォッチしているが、「三峡ダム決壊」はないと思う。もし万一、そんな悲劇が起これば、それは長江中下流の数億人に影響を及ぼすばかりでなく、習近平政権自体が崩壊の危機に見舞われるだろう』

 

この一節を読んで納得でけるヤツは救えん程のアホや思う。近藤氏によれば、ダムは物理的に支えられとんのとちごて、政治力学によって支えられとるらしい。週刊現代講談社もようこないな駄文を垂れ流せたモンやと呆れる。この男は東大卒で国際情報学修士の学位を取得したそうやが、こいつも近年の東大の凋落ぶりを表す象徴的な存在て言えるやろう。わしならこんな男の言説よりも、ドイツ在住の国土計画学者で三峡ダムに詳しい王維洛博士の主張に耳を傾けるで。ダムの是非は政治とちごて土木工学の問題に決まったあるやないかアホめ。

 

三峡ダムの現状は、下流の大迷惑を顧みる余裕もなしに目一杯放水し続けとるが、そんでも水位は上昇を続けとって、越水・決潰の危機を回避でけそうにナイ。もしか、越水するようなことになったりしたら、下流域はもっとえげつないことになるんは当然のこと、ダム湖の水位が上がって重慶を含めた四川盆地が水没してまうんやないかとも言われとる。地滑りや土砂崩れで長江に堰止湖がでけて(恐)、それが崩壊して山津波が発生して数千万人の命が奪われる超大惨事になるちゅう専門家の指摘もあるそうやんけ。想像するだにおっとろしいわな。ダム湖に大量の土砂が一気に流れ込んで急激に堰堤を越水することもありそで、そないなると1億以上の犠牲者と6億を超える罹災者が出る可能性すらあるで。

 

前回も書いたが、習近平国家主席共産党総書記兼中央軍事委員会主席にもしか一片でも良心があるんやったら、直ちに人民を安全なとこに避難さすことを考えるべきやろう。せやけども、このプーさんにはそないな決断はでけんやろう。何でや言うたら、まず、中国人は大水害や蝗害の類が発生すんのは時の皇帝に徳があらへんからやと解釈すんのが伝統やからや。億を優に超える人民を動かすからには今回の水害が歴代の王朝交代の原因になったそれと匹敵する程度の規模やと人民に説明する必要があるが、それこそキンピラ・シュー氏が自らの不徳を認めることになってまう可能性がある。まあこの男、国際法を無視して香港の民主をブチコワシにしよるわ、東海(尖閣諸島)や南海(スプラトリー諸島など)でやりたい放題やらかすわ、日本の沖ノ鳥島によるEEZ排他的経済水域)設定主張にいちゃもんつけよるわ、西蔵や西域で時代錯誤的な民族浄化をさらしよるわと、人徳の欠片もあらへん極悪人やちゅうことは誰もがしっとるこっちゃけどの。

 

それにや、今回の大水害、最早これは長江流域だけではすまんぐらいその規模が拡大してしもたある。例によって人権意識の低調な中国のこっちゃから、大都市圏の経済を守るためやったら経済規模が矮小な少数民族居住地域を切り捨てるぐらいのことは平気でやらかしよる。せやさかい、長江から遥か離れた南の広西壮(チワン)族自治区の首邑桂林までもが洪水の危機に瀕したあるちゅうやないか。長江本流附近では南京など大都市の水没を防ぐ目的で、ダムや堤を爆破してムリから水を引かすような末期的な状況も広がっとって、まるでもう三峡ダムがワヤになったんかと思わせる程の混乱ぶりやがな(実はもうワヤなんやが)。

 

それだけやナイ、現在の中国はその三大河川すなわち河水(黄河)・江水(長江)・淮水(淮河)の全部が異常に増水しとって、要するに中原平野のほぼ全域が水害危険地帯になったある可能性がある、とわしは見る。こんなんでは、仮にキンピラが良心的な国家元首やったとしても、人民を逃がす場所なんかあらへんことになるな。山海関以東の関東州(東北地方)は関東州で蝗害(原因昆虫はイナゴ)に見舞われとるさかい逃げ場所としては不適切やし、それこそ玉門関以西の乾燥地帯しかあらへんのと違うか?西域都護班超の部隊やあるまいし、日干しになってまうで。

 

三峡ダムが持ち堪えて水が引いたと仮定したかて、その後も決して楽観はでけん。現時点でもその経済的な損失は相当な額に上るて言われたあるが、大水害の後には疫病が蔓延すんのがこの地域の常道や。中国の易姓革命の原因は水害とコレラなどの大流行と決まったあって、清朝末期にはしまいに欧米列強がその原因究明と根絶とを名目に上陸して、それが大清帝国滅亡へとつながった。外国による武漢肺炎(中コロ)の国内調査を頑強に拒否し続けるキンピラ皇帝かて、この上コロリ(虎烈痢)まで発生さしては無事には乗り切れんよ。米軍の中コロ感染が治まればちゅう条件つきではあるが、G7多国籍軍の強行上陸ちゅう事態かてあるかもしれんで。

 

もう一つ考えれるんは、雨後のタケノコならぬ雨後の土地が夏の日差しを浴びて雑草がボーボーに生えて、そこでバッタ(飛蝗)が大繁殖して蝗害が起こるこっちゃ。アフリカ東部で発生したサバクトビバッタはインド・ベンガル地域を襲ったものの中国への影響は今んとこナイみたいやが、ラオス方面で発生した別種のバッタが雲南へ侵入したそうで、それらが南風に乗って長江流域に来たらえらいことになるで。バッタは繁殖力の強い昆虫なんで、その災禍は来年以降も続くやろう。日本製品のバッタもん(正しくはパチもん)作りが好きな中国やから、バッタで亡ぶんは本望かもしれんがの。

 

三峡が今年を乗り切ったからとて、それは単にダム問題が先送りされただけで、より問題が深刻化するだけやで。堰堤にはべらぼうな静水圧ポテンシャルが印加され続けて劣化が進行すんねんし、附近の断層帯にかて水の浸透が進んだある。ダムに止めを刺すんは今回のような霖雨(ながあめ)とちごて地震やないかとも噂されたあるし、暫くは湖北省宜昌市の巨大なコンクリ構造物から目ェ離せそうにナイわな。(つづく)