E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道 (230)

識者によれば、中国の易姓革命はまず大規模災害(蝗害・水害など)に端を発して、そっから飢餓や疫病とかが蔓延して「農民反乱」に至るそうやな。農民が叛乱を起こすことなどあれへんことは過去の連載でも書いたさかい省くが、要するに中国の王朝交代とは食い詰めた民が蜂起して帝位を簒奪するちゅうこっちゃな。疫病については武漢肺炎(中コロ)を発生さしたし、大規模災害については蝗害も報告されたあるが、例の三峡ダムがもっとあむななったあるな。

 

その三峡ダムの現状を伝えることを日本のオールドメディア連中は例の如くせえへんが、とある動画サイトによると、上流からの流入量が放水量を大きく上回ったあるそうな。つまりこれ、堰堤を越水してダムが大崩壊すんのも時間の問題やちゅうことを意味する。このダムは大量の土砂やゴミの流入によって目詰まりを起こしてしもてて、とうの昔に洪水調整機能を喪失したあるさかい、もうどうしょうもあらへんとこまで来たある。長江流域や「南水北調」政策によって開鑿された運河周辺に住んでる人は、保険の計算始めた方が早いのと違うか。

 

ホンマやったら北京政府はこれらの人民に対して「逃げれ」ちゅうた方がエエんやけども、生憎とこの国の民(特に農村戸籍の人々)には移転の自由がナイ。この毛沢東(けざわひがし・真央ツートン)の弊政の名残が大量の無辜の民の犠牲を強いることになりそうやで。それでも中国の経済発展がこれからも続くんやったら、農地を流されてしもた人々が「農民工」になって食うてく道もあるにはあるが、これまで空気も水も土壌も民心も汚染さしてまで経済発展さして来たツケが回って来て、長期的に中共が発展する道は残ってへんとわしは思うで。つまり、彼ら農民や農民工は流民になって、21世紀の袁世凱の異名を取る習近平皇帝陛下を斃して易姓革命を達成さす原動力になんねや。

 

三峡ダムは単に洪水調整の目的だけで建設されたダムとはちごて、利水や電力供給の目的もある多目的ダムや。せやさかいに、これが決壊してまうちゅうことは単に大水害が発生するだけでなしに、電力供給の杜絶と工業・農業用水の涸渇によって産業基盤がワヤになってまうし、市民の飲み水にさえ事欠いてまう事態が起こるちゅうワケや。そんだけ重大な機能を期待されとるダムやねんから、当然ながら絶対に決壊せえへんようにしっかりと造らんとあかんのだが、そこは「おから工法」のお国柄だけあって、堰堤構造はコンクリの温度調節をちゃんとせえへんまま流し込んでしもたあるんで気泡だらけのスカスカで、それが原因やろか竣工から僅か数年でいがんでしもた。グーグルアースの写真は修整でけても、肝心の堰堤の歪みは修復でけん。中国人はおのれの身の丈を遥かに超えた代物をこさえてしもたな。

 

中国人がかくも中途半端なモンしかようこさえん原因は、この連載で千度指摘して来たように、中国の易姓革命の歴史にある。近代国家は腰を据えて国家千年の計を立てることで初めて成立でけるが、気候が苛烈で大旱魃と大洪水とを繰り返すような中国大陸は、近代国家成立のための条件が整ってへん、て断言でける。

 

まず、多くの民が安心して食うてけるようにするには農業を興すことが必須やけれでも、中国は前述の通りその条件を整えるんは至難の業や。仮に必死こいて灌漑農業がでけるようにしたとしても、そんなん一旦大水害が起こったら一瞬で流されてまうわいな。んなことでは人々の間に営々と努力をしようちゅう意欲が湧こう筈があらへん。これこそが中国の発展が阻害される最大の原因やで。

 

しかもや、農業が定着せえへんちゅうことは人々が定住でけへんさかい国民の平均的な学問水準を上げることなんかでけへん。ちゅうことはや、農業をより安定的に発展さすためには治山・治水が不可欠やけども、それを行うための土木技術を得ることが極めて困難になってまうことをも意味する。これは土木技術者の確保を困難ならしむるだけでなしに、一般の作業員の資質にも確実に悪影響を及ぼす。三峡ダムの堰堤がスカスカなんもそれが原因やろうよ。現に、中国では日本では考えれんぐらいダム関連の事故が頻発しとるちゅうやないか。

 

大体な、土木工学(civil engineering)は全ての工学の基礎で、これがあかんではどんだけ他の工学技術があったかて工場を建ててエエもんこさえられんし、工場がでけたかてそれが水害で水没してしもたら使いモンにならんやないか。わしが中国や大◯民国があかんちゅうんは、電子情報工学部門だけ突出しとって、他の部門が全然なってへんからや。◯国など、フッ化水素一つ輸入が杜絶したぐらいであの騒ぎでは、先進国のフリすんのもさぞ苦しかろうて。

 

おまけに中国では、自然科学分野でさえも学問の自由があらへん。中共のあるダム建設に頑強に反対した廉で黄万里・清華大教授(故人・水理学)は22年もブチ込まれとったし、同教授の三峡ダム建設反対意見は李鵬らによって黙殺され、その結果としてこのダムは今日のキンピラ・シュー体制を揺るがす爆弾になってしもた。インドや台湾は三峡ダムにIRBM(中距離弾道ミサイル)の照準を合わしたあるちゅうし、鄧小平を筆頭に中共の先輩らはとんでもない置き土産して冥途に就いたモンである。(つづく)