E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの鉄道事情大研究・加古川線(1)

国鉄分割・民営化の失敗は、加古川線のような陰陽連絡線を単なる地方交通線のまま放置するに任すJR西日本のテイタラクによっても明らかなこっちゃ。国鉄時代には不十分とは言え全国の鉄路を俯瞰するだけの力があったけども、分割民営化された今の旅客鉄道各社にそれはナイ。

この加古川線かて国鉄時代は福知山線播但線に比べたら冷や飯喰らいを強いられた路線ではあったけども、○神・淡路大震災に際しては福知山線ともども被災地迂回路線として利用され、そん時に非電化のままではまずいちゅうことで電化された経緯がある。

全国には万一の災害発生時にこないした迂回路として機能する路線が数多く存在する。函館本線山線(長万部―小樽―苗穂・白石間)・釧網本線室蘭本線追分支線・常磐線東日本大震災により機能喪失)・田沢湖線秋田新幹線)・北上線陸羽東線陸羽西線米坂線仙山線磐越東線磐越西線只見線水郡線上越線飯山線両毛線水戸線埼京線川越線八高線武蔵野線南武線横浜線・相模線・根岸線身延線小海線信越本線篠ノ井線大糸線飯田線愛知環状鉄道(旧岡多線)・太多線北陸本線関西本線伊勢鉄道(旧伊勢線)・草津線湖西線北陸線米原近江塩津間の迂回路)・小浜線JR奈良線・桜井線・和歌山線おおさか東線福知山線播但線姫新線智頭急行(旧智頭線)・津山線因美線赤穂線吉備線伯備線福塩線芸備線三江線岩徳線山口線美祢線予讃線伊予長浜支線(内子線全線開通により迂回路に転じる)・徳島線予土線筑豊本線篠栗線日田彦山線筑肥線久大本線唐津線大村線豊肥本線肥薩線肥薩おれんじ鉄道の迂回路)・吉都線日豊本線ちゅうた具合や。

大都市圏の振替輸送路も含めて、これらは地域交通のみならず全国的な交通のユニバーサルサービスを提供しとった。おおそうや、日本怪獣感染やない日本海縦貫線かて大阪と青森の間のバイパスちゅうか近道やったし、山陰本線山陽本線の迂回路やで。中央本線に至っては、東京と名古屋を結ぶ壮大なバイパスやないか。塩嶺ルート開業後も、辰野支線は迂回路として役立つやろう。

その大事な迂回路の加古川線が単線なんはしゃあないとしても、線路が木枕木のまんまで、しかも25キロ制限区間が何か所もあるまま放置されとっては、播州が大災害に見舞われたときにどないなってまうんかて考えてまうわい。

ただ、加古川線沿線はそない人口希薄な地域ではないにしても、現代的な問題を抱える路線としてある意味重要な路線でもある。次回はそれをふんまえた加古川線の改革案を書いてみたい。(つづく)