E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・JR奈良線(1)

 JR奈良線と言いもって奈良県を通らんことで有名な路線やけど、これは前身の奈良鉄道が京都-奈良-桜井間を敷設して、それが関西鉄道に買収された後程なく国有化されたことによる。ほぼ全線に亘って近鉄京都線と並行しとって、宇治附近では京阪宇治線ともライバル関係にある。

 せやけど、国鉄時代はほぼ無為無策で、末期の84年に全線電化されてからも1往復の急行「紀の川」が廃止され普通列車のみなってしもた。こんなんではとても近鉄や京阪のライバルにはなれんかったが、地方に全然目ェを向けん国鉄やから、競合抛棄は当然やったと言えるやろう。現在はJR発足時の3倍近い利用者がいてるちゅうことからも、どんだけ放置されとったかが分かるちゅうモンやでえげつない。

 JR化後も数年はこれっちゅう策打たれへんかったけど、91年に117系快速が運転を開始する辺から変わってきた。部分複線化も図られ、現在では「みやこ路快速」毎時2本と普通同4本(うち2本は京都-城陽間)と、どうにか都市間連絡鉄道らしゅうなって来た。2022年までには京都-城陽間全線複線化と、山城多賀-玉水間の複線化も完成する予定で、ジワジワとやけれども近鉄に対抗でける力をつけつつある。

 もちろん、近鉄に勝つためには全線複線化が望ましいけども、それにはまだまだ時間がかかる。JR西の経営状態もあるんで、おいそれと始めれる事業やない。ただ、京都府京都市嵯峨野線複線化完成後にはここにも予算を回すことを考えとったみたいなんで、都市計画事業の一環としての参入は考えれんこともないわな。

 それに、奈良線近鉄よりも線形が悪い。「みやこ路快速」だけでも車体傾斜装置や自己操舵台車を装備した車両にして、未だにロングシート近鉄の急行に対抗する必要があるやろう。料金いらんねんから近鉄特急にも勝てるかもな。ほんでから、城陽以北の利用客は急増してるけども、まだ輸送力に余裕はある。この際「国鉄負の遺産」の103系を駆逐して、全列車を転換クロスシート化することも検討したらでやろか。スピードで負けてるんやったら接客設備で勝つねんやんけ。

 次回は、近鉄などのライバルとこれからどないして対抗して行くんかを書いてみたい。(つづく)

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