E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・琵琶湖線(1)

 米原-京都間の琵琶湖線東海道本線の一部なんで高速旅客・貨物列車の走れる線形のエエ路線や。でも、この区間東海道新幹線と一応は「競合関係」にある。新快速電車が毎時2本以上走ったあるんはそのためで、新幹線が時速275キロで走ってるからには、せめてその半分以上の速度で走れるようにはしたい思う。

 せやけど、この路線は24時間貨物列車が走るんで、新幹線みたいに夜中に全ての列車の運行を止めてドクターイエローを走らすちゅう訳には行かん。現在の技術水準やったら狭軌でも250キロ超えの列車を走らすことも不可能やないけれども、高速走行で軌道を傷めるようなマネは絶対でけんし、通過駅にホームドアもつけやなあかんようなるしな。せやから、高速化するためには保線とのバランスを考慮する必要があるさかい、自ずと上限がある。

 それに、この区間の高速化の必要性は北陸新幹線のルートがどないなるかによっても左右される。一番ゼニのかからん新敦賀米原ルートは東海道新幹線の線路容量の点で問題があるんで、現状ではほぼムリや。琵琶湖線に新快速よりも速い料金なしで乗れる列車を走らしても焼け石に水やろう。中央リニア新幹線が大阪まで延伸開業した後には容量に余裕がでけるやろうけども、それでは何十年先になるや分からん。新幹線の米原駅の通過線を立体化して副本線を増設する手ェはあるけども、米原経由では遠回りなるんで速達効果が損なわれる欠点もあるし、北陸新幹線の目的の一つでもある東海道新幹線のバイパス機能が十分果たせんようなる。

 もう一つの小浜-大阪ルートは京都を経由せえへんさかいあかん思う。福井は中部地方やけど名古屋よりも京都や大阪との結びつきが強いとこやから、京都を経由せなんだら福井から大ブーイングが発生するおそれあるで。そこで俄に浮上したんが小浜-京都-大阪ルートやけど、そもそも何で小浜を経由せなんだらあかんのかわしには理解でけん。小浜に寄るだけで速達効果は減殺されるわ、小浜線敦賀-小浜間も並行在来線なってJR西から切り離されるわ、小浜以外の沿線にエエことなんかいっこもあらへんど。国道303号若狭街道)の拡幅と線形改良を行って、小浜-上中-近江今津間に高速バス走らす方が余程安上がりやし、その方が新幹線も速なるやんけ。もう我田引鉄はやめれちゅうんじゃいアホンダラアホ。日本人の公共意識が明治とあんまし変わらんのんは嘆かわしいことこの上なしや。

 わしゃやっぱし北陸新幹線は速達効果が最も高い湖西ルートがいっちゃんエエ思うど。京都と新大阪の間が大都市地下鉄並の超過密運転なってまうけども、それは新幹線の京都駅ホーム増設で凌げるし、新大阪折り返し列車の一部を西明石まで延長さす手ェかてあんねんからの。それにや、琵琶湖線にとってみたら北陸新幹線の影響から逃れれるし、IT産業の進出で発展過程にある湖東エリアの通勤・通学輸送はこれからも強化する必要あんねんさかいの。

 次回は、琵琶湖線のさらなるレベルアップについて考えてみたい。(つづく)

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