E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・南海(5)

 北陸新幹線の大阪に向かうルートがどないなるかにもよるけれども、東海道新幹線名古屋-大阪間の輸送力増強は既に限界に近い。しかも中央リニア新幹線大阪延伸開業後にどんだけの輸送力を確保でけるかは現段階では未知数やし、新たな路線開通がこれまでにない需要を呼び込むかもしれん。せやさかい、本四連絡輸送には第二国土軸を利用せざるを得んようなる可能性がある。そこで必要になるんが友ヶ島を橋脚とした橋梁または海底トンネルや。トンネルは青函トンネルの例に見るように危険な工事を何十年にも亘って続けんならんので、本四連絡橋児島-坂出ルート(瀬戸大橋)が鍬入れ式から10年で開業した実績があるんでここも橋になるんやないかて思う。

 神戸-鳴門ルートが建設費高騰の問題で鉄道を通すこと断念してしもたんが悔やまれるだけに、このルートはもう一本の国土軸いうこともあるんで是非とも鉄道を通してもらいたい。せやけども、瀬戸大橋線みたいな在来線を通すんはもうやめた方がエエとも思うし、新幹線もあかん。

 ガード下の騒音レベルが通常の人間に堪えれんのと同様に、鉄橋を鉄道車両が高速走行する時に周辺に撒き散らす騒音はシャレならんぐらいでかい。これが時速300キロ以上の新幹線ともなるとそれはもうえげつないぐらいや。走るんは海の上やし友ヶ島無人島やけど、この種の長大橋梁はレール長さの大きい膨張・収縮を考慮した造りにせんならんので、割かし陸地に近いとこから鉄橋にする必要があるよってに、まず間違いなしに騒音が問題になるやろう。せやさかい、従来型の鉄軌道を通すんは環境に悪いし、リニアが具体化しようとしてる現在ではそんなん陳腐な計画やろう。リニアも空力音を発生するけども、鉄道に比べたらまだマシなんと違うかな。

 ちゅう訳でやな、この橋には南海・JRの従来型電車走らすんやなしに、ここも関空と同様に南海・JRが第二種鉄道事業者として経営する上下分離方式のリニアにした方がエエと思われる。泉佐野市の手前で関空へ行く路線と分岐して大阪府岬町多奈川附近を通って友ヶ島に向かう路線やな。みさき公園附近に駅を造って、市駅を含めた南海線沿線にアクセスさすんが現実的やろな。和歌山市深山附近に駅をこさえて加太線を延伸さす手ェもあるけど、加太線自体の輸送密度が低い上に単線で線形もあんまし良うないさかいあかんやろう。

 リニアの建設費は最小曲線半径を大きいせなあかんので、建設費は従来の新幹線よりも高なる。せやよってに、こない高つく路線を何本もこさえる訳には行かんので、第二国土軸の起点は名古屋とちごて新大阪になる可能性がある。ちゅうことで、名古屋と和歌山の間にリニアが走ることにはならんやろう。しゃあけど、関空がリニアと直結されるとすると、この空港はそれこそ関西から九州に及ぶ広大なヒンターラントを擁することになるんで、ここでも輸送力逼迫の問題が生じるかも分からん。その場合、泉北高速鉄道がクローズアップされることになる可能性があるんやけど、それは高野線の後に触れることになるやろの。

 次回は高野線系について書くことにする。(つづく)

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