E-BOMBERのアホアホブログ

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(委員会NP)死刑廃止には一応反対の立場やけどな(8)

わしゃ死刑存廃を巡っては色んな事件が思い浮かぶ。70年の「瀬戸内シージャック事件」もそれやな。

 

この事件は、車両盗と交通違反で挙げられた男の一人が逃走して、ライフルで脅して旅客船をハイジャックし、剰え銃撃によってヘリやセスナを墜落寸前に追い込んだ挙句に警察に狙撃されて死ぬ事件やけど、この事件がきっかけになって、警察がハイジャック犯や人質事件の犯人をなかなか狙撃せえへんようなってしもたんやな(三菱銀行北畠支店人質事件など)。

 

この事件では、警察が乗員(乗客は全員降りて命に別条なし)の命を守るために狙撃(広島県警本部長から、急所は外すように前もって指令しとったとの事後発表あり)したが、運悪く急所に中ってしもて犯人は搬送先の病院で死亡してんな。

 

この事件後、狙撃あるいは射殺について賛否両論喧しい議論が戦われたが、マスメディアの大勢は「狙撃も射殺も已むを得ず」やった。ところが、「人権屋」の弁護士が、広島地検広島県警本部長と狙撃手を刑事告発するちゅう「暴挙」に出た。幸い不起訴処分にはなったものの、その後このテの事件で犯人を狙撃することを躊躇さす理由としては十分な効果があった思う。00年の「西鉄バスジャック事件」は、犯人に「警察は狙撃せえへん」ちゅうことが頭にあったて想像でき、早期に狙撃しておれば犠牲者が出えへんかったんやないかて悔まれる。

 

紀藤正樹弁護士は「大教大池田小学校事件」を引き合いに「死刑は犯罪抑止にならない」て主張するが、こんなん「凶悪な殺人犯は全員が死刑志願者」と言わんばかりの乱暴な意見やろう。これは臆測でしかナイけども、もしか日本の警察がハイジャック犯を容赦なく狙撃するんが当たり前やったとしたら、西鉄の事件が起こらんかったかもしれんし、少なくとも人質の早期の解放に若干の効果があったんやないかて思うんやけどな。

 

まあいずれにしてもや、人質に危害が及ばん範囲内でハイジャック犯を狙撃(射殺せえとは言わんよ)することは決して間違ってはおらん思う。日弁連も瀬戸内の狙撃は「緊急避難として妥当」との見解を示したあるんやし、警察が羹に懲りて膾を吹いてしもたちゅうとこやなかろうか。(つづく)