E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(73)

半導体であれ金属であれ、電流流して磁場かけたら何らかの現象が起こることがようある。今回のアズベル‐カーナー効果もそれや。
 
アズベル‐カーナー効果
 
Azbel-Karner effect
 
金属表面に平行な磁場 を、それに垂直なマイクロ波電場をそれぞれ印加した場合に現れる、表面抵抗が磁場の大きさ H の変化に伴って振動する現象。半導体におけるサイクロトロン共鳴に相当する現象でもある。
 
 
〔補説〕異常表皮効果が現れる程度の低温雰囲気に置かれた単結晶金属の表面において観測される。この現象の起因は、金属表面付近の電子の定常磁場とマイクロ波との相互作用によるサイクロトロン運動の発生である。マイクロ波の角周波数をω、サイクロトロン角周波数をωc とし、ω = nωc (n は整数)の条件を満たすときにマイクロ波のエネルギーが共鳴吸収され、この吸収されたエネルギーによってサイクロトロン運動が継続される。ここに、ωc の値は H に比例し、表面抵抗値は 1/H に比例する。
 
→異常表皮効果・サイクロトロン運動
 
また、上記のサイクロトロン運動が金属内部の電子の有効質量(サイクロトロン質量)によって決まることから、表面抵抗値の周期を知ることにより金属のフェルミ面形状を知ることが可能となる。
 
 
(本文ここまで)
 
つまりこれ、金属の伝導電子サイクロトロン運動によってトラップされてまうことによる現象やな。