E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(70)

黎明期の電子工学は真空管を主に扱う学問やけども、その一方で鉱石検波器のように物質を扱う側面もあった。でもそれは単なる脇役で、物質を扱うようになったんはベル研でトランジスタが発明されてからや。
 
その後に半導体強磁性体・強誘電体などの材料を扱う学問に変貌して現在に至る訳で、化学が分からんかったら電子技術者としては半人前や思うべきやで。「俺は集積回路設計が専門だから物性は分からん。それがどうした」みたいな意識では、ろくな回路設計でけんよ。
 
 
sodium nitrite
 
ナトリウムの亜硝酸塩。化学式 NaNO2 。結晶は淡黄色で強誘電体。苛性ソーダまたは炭酸ソーダ水溶液に酸化窒素を溶解させ、濃縮して生成するのが一般的であるが、巨大結晶は硝酸ナトリウムと鉛とを融解させると得られやすい。強い自発分極を有することから詳細に研究されたが、キュリー点が 163℃と低く、潮解性があり、しかも 200℃以上で塑性変形しやすいなど、応用上問題の多い物質でもある。
 
(本文ここまで)
 
この物質は応用上の研究ちゅうよりも純粋な物性物理学研究のために詳細に調べられた。せやさかい、応用電子技術者からしたらあんまし興味のある物質とは言えんけどな。