E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(56)

学研の「電子ブロック」もわしが電気屋になるきっかけの一つやったけども、その一番最初の回路が平均値検波ラジオやったな。平均値検波ちゅうのは、同調回路で得られた被変調波をゲルマニウムダイオードと抵抗に通したら、その被変調波の平均値として検波出力が得られる最も単純なAM検波回路やな。この抵抗と並列に適切な値のコンデンサを接続すると、被変調波の包絡線(エンベロープ)の検波出力が得られて、ひずみはほんのわずか増えるものの問題にならず、平均値検波よりか感度が向上する。これが包絡線検波やな。

 

いずれにしても、これらゲルマラジオの心臓部は何ちゅうたかてフェライトバーアンテナで、これの大小や巻き数の多さがゲルマの感度を左右するねんな。放送アンテナから遠いとこでは、アースも忘れずに取るようにせんとな。

 

アンテナコイル

 

antenna coil

 

①アンテナに用いられるコイル。AMラジオ受信機などに用いられるフェライトバーアンテナの類。

 

[詳説]バーアンテナ(棒状アンテナ)は、アンテナ利得を高める目的で比透磁率の高いフェライトなど磁性体の棒(バー)に銅線を多数回巻きつけて多重ループアンテナを形成しており、フェライトはコイルのインダクタンスを増大させるコアとして働く。その指向特性は半波長ダイポールアンテナと同様に棒の中心から球形状のメインビームを発する「8の字特性」を示す。アンテナの利得は銅線の巻き数と棒の断面積に依存して増大する。通常、このバーアンテナは自由空間とアース(接地)との間に接続して用いる。

 

→ループアンテナ・ダイポールアンテナフェライト・メインビーム

 

このバーアンテナと並列に可変コンデンサを接続し、その容量を変化させることにより、受信周波数におけるインピーダンス整合が可能となる。この回路は同調回路にも利用される。

 

→同調回路

 

②→延長コイル

 

(本文ここまで)

 

同じく学研の「大人の科学」に、銅線を何回も巻きつけて作るループアンテナで受信するラジオがあるみたいやけど、わしはやっぱしバーアンテナとバリコンつこたラジオの方がエエのう。