E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(51)

人間の耳は、小音量域のレスポンス(音圧レベル)の微小な変化には敏感やけど、大音量域の微小変化はほとんど知覚でけん。つまり、その応答特性は対数関数的であり、せやから加入者電話の受話器とかには対数特性を持たしてある。レスポンスをデシベル表示すんのかてそれが理由やねんな。

 

アンチログアンプ

 

anti-logarithmic amplifier / antilog amp

 

ログアンプによって対数圧縮された信号などを、リニア(線形)特性に変換するための回路。ログアンプの出力が入力の対数となるのに対して、アンチログアンプでは出力が入力の指数関数(exponential function;自然対数の逆関数)となる。バイポーラトランジスタのベース接地回路などが利用される。

 

↔ログアンプ

 

[詳説]ベース接地回路におけるトランジスタのコレクタ電流Icの値が、ベース・エミッタ間電圧Vbeと近似的に

 

  Ic=αIs{exp(qVbe/kT)-1}

 

の関係にあることを利用している。ここに、αはベース接地電流増幅率、Isはエミッタ逆方向飽和電流、qは素電荷、kはボルツマン定数、Tは絶対温度である。この式から、Icは雰囲気温度Tの変化を大きく受けることが分かるので、温度補償回路や恒温槽を用いるなど誤差発生への対策を必要とする。

 

(本文ここまで)

 

ただ、デシベル表示に用いる対数は自然対数(ネーパ数)とちごて、10を底とする常用対数やから間違えんようにの。