E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(47)

児島襄「誤算の論理」によると、日本は日露戦役から太平洋戦争までの40年間、敵国に暗号を解読され放題やったそうや。日露戦ではロシア人の程度の低さに救われたけども、対米戦争ではこの暗号の被解読が後の戦局悪化を決定的にしたミッドウェー敗戦の一因になったんで、暗号と諜報の専門家の皆さんには、この歴史的事実を忘れんといて欲しい思う。業界の符牒程度では敵を欺けんのやで。

 

暗号

 

code, cipher, cryptography

 

情報通信において、第三者に通信内容を理解できないようにする目的で行われる秘匿通信のための手段の一つ。すなわち、第三者が通信を傍受したとき、その通信文の内容がある知識なしには理解できないようにするための変換アルゴリズムのこと。また、保管されている文書の被解読を防ぐための変換アルゴリズムのこと。

 

[詳説〕平文(plaintext)(「ひらぶん」と読む。暗号化前の文)をある一定の規則(変換アルゴリズム)に従って変換し、第三者に解読できない暗号文(ciphertext)にすることが暗号化で、暗号文を平文に戻すことを復号(decryption)という。

 

→復号

 

より詳細には、暗号化の規則は、平文中の単語をある符牒や隠語に置換するコード (code) と、平文を一定の規則で全く意味をなさない文字列や符号に置換するサイファ (cipher) とに大別でき、第二次大戦後はサイファが秘匿通信用の暗号の主流となっている。古典的なサイファには、文字を一定の規則で別の文字に変換する換字式暗号と、文字の順番を入れ替える転置式暗号があった。現代の情報通信では、変換アルゴリズムを公開した鍵暗号が主流となっている。暗号化と復号で同一の鍵 (key) を用いる共通鍵暗号方式と、暗号化(公開鍵)と復号(秘密鍵)で異なる鍵を用いる公開鍵暗号方式とがある。

 

共通鍵暗号公開鍵暗号

 

また、電子透かしのように、注意を払わないと認識不可能な情報も暗号の一種と考えられ、このように情報通信の事実そのものを隠匿することをステガノグラフィ (steganography) と称する。

 

→電子透かし

 

暗号技術は文書類の秘匿の他に、電子認証や改竄の検出・予防の目的で用いられることもある。

 

(本文ここまで)

 

量子通信の時代には、悪意の第三者が盗聴しようとすると、情報通信そのものが成り立たんようなる秘匿性の高い通信が当たり前になりそうである。つまり、電子通信技術が民主主義国家に必要不可欠なの「通信の秘密」を担保するために貢献でけるんやないかちゅうこっちゃ。ほんで、それを破る新技術を開発した政府は直ちに国民の信任を損うことになる訳やな。