電子工学の中でもアンテナ工学はかなり地味な存在やったが、近年のモバイル機器の隆盛や軍事的な要請から、その重要性はかなり高いモノになって来たある。今回のアレイアンテナかてその軍事的な重要性は極めて大きいんである。
アレイアンテナ
array antenna (-s/-e)
単独で機能するアンテナを素子(放射素子)としてある規則に従い(または意図して不規則的に)配列して形成したアンテナシステムのこと。単独のアンテナでは実現不可能な高速走査が可能となり、レーダなどに応用される。
→アンテナ・レーダ
[補説]素子アンテナにはダイポールアンテナ・スロットアンテナ・マイクロストリップアンテナなどが用いられ、これらの素子を直線的(リニアアレイ)・平面的(プレーナアレイ)または円形状(サーキュラアレイ)などに配列して形成させる。各アンテナ素子のサイズ及び間隔は使用する電波の半波長程度を取る場合が多い。
→ダイポールアンテナ・スロットアンテナ・マイクロストリップアンテナ
また、各アンテナ素子間の位相差の存在を利用して、そのメインビームの向きを機械的手法を用いず個々の素子の励振条件を変化させるなどの電子的手法で変化させ、走査を可能にしたものをフェーズドアレイアンテナという。これにより、従来の機械的走査よりも高速で索敵が可能になることから、軍事用レーダに用いられる。
→フェーズドアレイ・メインビーム
(本文ここまで)
アンテナ工学は電気・電子の学際領域て見ることもでけるけども、こないして電子的な手法で制御するようなったんで、やっぱし今は電子の方が近いように思うな。