E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(43)

電気屋は金属・非金属を問わず色んな材料をつこて仕事をする。せやさかい、化学や材料工学の知識があれへんかったら仕事にならんことがあるし、それが事故の原因にもなる。91年頃に起こった阪大の基礎工学研究科の爆発事故はわしらにめっちゃでかい衝撃を与えたけども、あれも実は研究者に化学の知識が十分あれへんかったからやて評されてる。

 

アルミニウム

 

aluminum

 

金属元素の一種で、通常はアルミと略される。記号Al。原子番号13。比重2.69の軽金属。ボーキサイトを苛性ソーダで処理の後、電気精錬法によって単体のアルミを得る。導電率は銅にやや劣るものの、低コストでありしかも化学的に安定で、かつ軽量で取り回しが容易なことから、導電材料として用いられる。また、加工が容易にできることから、電気機器の筐体に採用される場合が多い。電子工学用途としては、集積回路(IC)の配線や電極材料・コンデンサの極板などがある。また、半導体工学においては化合物半導体(ひ化アルミニウムなど)の原料であり、半導体レーザなどに応用される半導体超格子の作製に利用される。酸化物のアルミナも電気・電子工学の分野で極めて広い用途がある。

 

→アルミナ・化合物半導体半導体超格子

 

[補説]アルミニウムはシリコン(ケイ素)とともに地殻の主成分をなし、そのため資源枯渇の不安の少ない金属である。ところが、アルミは一般に電解液中において3価のイオンを取る場合が多く、そのため電解精錬の際には大量の電力を消費する。また、アルミ自体は非常に化学的活性の高い物質であるが、その表面に形成される自然酸化膜が酸化保護膜となり、その結果として化学的安定度が高くなる特徴がある。

 

(本文ここまで)

 

富山がアルミ産業の本場になった理由は、北アルプスから齎される豊富な水資源の存在と、黒四ダムなどが建造されたことによって豊富な電力が比較的安価に得られるようなったからや。せやからアルミのことを「電気の塊」言うねんな。もっとも、石油危機を経た今では、日本国内で電解精錬すんのは採算が合わんので全量輸入なってしもたけどな。