E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・赤穂線(1)

前回までの智頭急行を地方の高速輸送のモデルケースにしたい思うんやけど、それがでけそうな路線が赤穂線や。

 

赤穂線は全線に亘って線形が非常に良好で、枕木をPCまくらぎにするだけでも全線130km/h運転でけそうや。でも踏切があるんで智頭急行と一緒にする訳には行かんやろけども、沿線人口が山陽線よりも多いさかい、昼間の閑散時に快速や急行を走らしたなるな。

 

ところがや、3年前から赤穂線播州赤穂を境に運転系統を完全に分離してしもた。確かに赤穂は兵庫と岡山の県境に近いんで系統分離した方が運営するJR西にしたら都合がエエかも分からんが、わしゃけしからんこっちゃと敢えて言う。系統分離自体を否定する意図はあれへんが、直通列車ゼロはあかん。関西本線みたいに系統がブツ切りにされて、利用客に乗り換えを強いる路線を全国にこさえたら鉄道があかんようなってまうからや。

 

新快速電車の播州赤穂折り返しは輸送の実態に鑑みて妥当なことは誰からも明らかや。せやけどな、赤穂線には十州塩田の中核を占め義士の町として全国に有名な赤穂がありーの、小豆島の玄関口の日生がありーの、刀剣マニア垂涎の長船がありーの、陶芸ファンがヨダレらららららーの伊部がありーの、「日本のエーゲ海(大層やなあ)」と称される牛窓がありーのと、観光資源が結構豊富な路線なんやんけ。

 

何でこない魅力的な路線やのに閑散としとるんか不思議やけども、その大きな原因の一つはやっぱし河本敏夫やろうな。河本は赤穂郡相生村(現相生市)出身の自民党反主流派(親分は三木”コックリ”武夫)の政治家で、官僚崩れとは違うけども、大平”アーウー”正芳や後藤田”カミソリ”正晴ら自民党主流派の俊英さえも一目置く経済通の傑物やった。でも、自ら設立に参画した三光汽船が潰れて総理・総裁を中曽根”バーコード”康弘に持ってかれ、リクルート事件なんかで竹下”レレレのおじさん”登内閣・宇野”神楽坂”宗佑内閣が相次いで瓦解した後も海部”水玉恐妻男”俊樹に総裁を譲り、晩年は「元国務大臣(対外経済担当特命相)」て言われた不運な男や。

 

この男が大野ボンボコやない伴睦が岐阜羽島に駅造らしたマネしたんか、地元の相生に新幹線駅造らしたことで、沿線で最大の観光地の播州赤穂など線内東部だけが中途半端に便利になって、他のとこがワリ喰うことになってしもたんやんけ。わしは伊部辺りに新幹線駅こさえるんが一番妥当や思うし、それやったら赤穂線全線通しの列車の需要かてあったんやないか思うで。河本のセコい料簡が赤穂線をワヤにしてしもたんやないんかいや?

 

そうは言うても、今さら相生から伊部に新幹線駅引っ越す訳にも行かんわな。でも改めて伊部に「備前市駅」を造っても無意味やナイとも思う。伊部からやったら岡山県内の沿線観光地かてそない遠ないし、それなりに備前地域の経済活性化の効果は挙がるんやないかなあ。

 

次回は赤穂線にどんな列車走らしたらエエかを考えてみることにする。(つづく)