E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの電子工学用語集(28)

わしの本職は電気屋やさかい、このシリーズに最も力を入れるんが自然なんやろけども、近頃活字に餓えるようになってしもたんで、こっちの連載がお留守になったある。

せやさかいわしは典型的なアナログ人間で、デジタルの世界に馴染めずにフリーになった。ちゅう訳でデジタル技術は苦手で、パソコン覚えたんも仕事遂行上やむなくやったな。


アナログ

analog

「類推・相似」の意味のアナロジー(analogy)を語源とする。デジタルが標本化・量子化を行い、数字で表示可能な離散的なデータを扱う電子回路などの方式であるのに対して、データに標本化・量子化などを施さずに連続量(アナログ量)のまま処理する方式である。

→デジタル・標本化・量子化

[補説]デジタルのように標本化などの処理は行わないが、雑音レベル低減などの目的で、FM放送のプリエンファシス・ディエンファシスやアナログレコードのRIAA偏差によるエンコーディングのような信号の圧縮・改変が行われることがある。

→ノイズリダクション・プリエンファシス・ディエンファシス・RIAA偏差

デジタル方式のように量子化雑音や量子化誤差が原理的に存在しない長所がある。しかし、外部からの電磁的な擾乱や内部雑音などによりデータが影響を受け、また保存・複製・伝送の際にデータが劣化し、これらを繰り返すことによりさらに劣化が進行する。しかも、デジタルで可能なデータ修復も不可能である。

(本文ここまで)

わしの家にある何十年前に買うたオーディオ機器はその多くがアナログ技術を利用したもので、CDプレーヤがデジタル時代の到来を告げる嚆矢やった。でも、CDはアナログデータをデジタル的に保存する目的のPCM(パルス符号変調)なんで、まだまだアナログの残り香の漂うデジタル・オーディオやったな。当時はCDをカセットにコピーしてウォークマンで聴いとったし、今やモバイル機器で不可欠なデジタルアンプもなかったしな。